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世界のスマホ市場はプラス成長に回復か

JBpress 7/29(金) 6:00配信

 英国の市場調査会社、カナリスがこのほどまとめたスマートフォン市場に関するリポートによると、今年4~6月期における世界出荷台数は約3億3000万台となり、前年同月比でプラス成長したという。

 ただ、同社によると、これは昨年4~6月期の出荷台数が振るわなかったことの反動。今年4~6月期の出荷台数は、同じく不振だった今年1~3月期と同水準で推移したという。

■ サムスンは旗艦モデルが好調

 この4~6月期の出荷台数をメーカー別に見ると、韓国サムスン電子が約8000万台を出荷し、引き続き首位となった。

 同社は旗艦モデルである「Galaxy S7」が好調だったことに加え、低価格端末に重点を置かないマーケティング戦略が効果を発揮したという。これにより同社製品の平均販売価格は上昇した。

 またGalaxyシリーズのスマートフォンを装着して利用する仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」をバンドルして提供したことも旗艦モデルの販売押し上げの要因になったとカナリスは分析している。

■ 「iPhone SEの効果は限定的」

 サムスンに次いで、出荷台数が多かったのは米アップルで、同社は四半期中に約4000万台のiPhoneを出荷した。ただし、iPhoneの出荷台数は2四半期連続で前年実績を下回っている。

 カナリスによると、今年3月末に発売した「iPhone SE」のアップルの業績にもたらす効果は限定的だった。

 このモデルは画面サイズが4インチで、今の同社製スマートフォンとしては小型。その分価格も安く、アップルはこのモデルで、中国やインドなどの市場で販売強化を狙っていると言われている。

 しかしカナリスによると、それでもiPhone SEはこれらの国の大多数の消費者には手の届かない価格。

 こうした消費者層はスマートフォンの出荷台数を大きく押し上げる要因になっているが、彼らはアップル製品ではなく、地場メーカーの製品を選んでいるとカナリスは指摘している。

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最終更新:7/29(金) 6:00

JBpress

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