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減益のアップル、今後の見通しは明るいのか? 株主の記者が分析

Forbes JAPAN 7/30(土) 13:00配信

アップルが先ごろ発表した2016年第3四半期(4~6月期)決算は、否定的な材料よりも前向きな見通しにつながる点の方が多かった。予想されたほど業績が悪化していなかったという安心感が、その後の株価上昇につながったといえるだろう(記者がアップル株を保有していることを、初めにお伝えしておく)。



予想どおり、または若干それを超えた売上高

アップルが発表した同期の売上高は、前年同期比15%減の424億ドル(約4兆3,997億円)。だが、アナリスト予想の424億ドルは上回った。また、ここ3四半期で初めて、ガイダンス(第3四半期は410~430億ドル)の中間点を上回った。減収ではあったが、中には良い数字もあったということだ。

粗利益率にはドル高が影響

同期の粗利益率は38%。ガイダンスでは37.5~38%とされていたことから、その上限だったことになる。これは、前向きなことといえる。アップルは、ドル高の影響で前年同期比での下落幅が300べーシスポイント近く広がったと指摘。1株利益は、その影響がなければ報告された1.42ドルではなく、1.66ドルだったはずだと説明している。

iPhoneの販売は順調またはそれ以上(数字の見方次第)

iPhoneの同期の販売台数は4,040万台で、前年同期比15%減となった。販売台数は2期連続で減ったことになる。しかし、調整により約410万台だった流通在庫を前年同期から大きく減らしたことを考慮すれば、マイナス幅は8%に縮小するという。

iPhoneの販売台数は先ごろ、2007年の発売以来10億台を超えたばかりだ。

iPadは予想外の好調を記録

アナリストらは、iPadの同期の販売台数を890万台と予想。これに対してアップルは、995万台に上ったと発表した。前年同期比では9%減となったが、過去7四半期にわたって2桁代の減少が続いたことからみれば、より良い結果だったといえる。売上高は7%増加、10四半期ぶりに増加に転じた。

Macはほぼ予想どおり

Macの販売台数は、アナリスト予想の436万台をわずかに下回る425万台だった。前年同期比では11%のマイナス。減少は3期連続となる。売上高は52億ドルで、前年同期比13%減。iPadsの売上高(49億ドル)は上回った。

iPadとMacの売上高を合わせると、同期のアップルの売上高の約25%を占めている。

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最終更新:7/30(土) 13:00

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