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【総体女子】日ノ本学園の5連覇に死角なし!? 史上最強の呼び声も

SOCCER DIGEST Web 7/30(土) 19:09配信

準決勝は選手権優勝校の藤枝順心と対戦。

 前人未到のインターハイ5連覇に邁進する夏の絶対女王、日ノ本学園。ベスト4進出を賭けて関東大会準V・前橋育英との準々決勝に臨み、攻守両面でハイパフォーマンスを披露した。

[総体] 女子準々決勝PHOTOハイライト 日ノ本学園×前橋育英、星槎国際×作陽


 
 圧倒的なポゼッションで相手を自陣に押し込み、ダイレクトパスとドリブルを巧みに織り交ぜながら、瞬く間にチャンスを創出する。序盤こそ得点につながらなかったが、前半18分にMF吉間かれんのパスに呼応したMF平塚万貴が豪快に先制点を蹴り込むと、その3分後には期待の1年生FW澁川鈴奈との連係からMF目原莉奈が抜け出し、鮮やかなループショットで加点。一気呵成に畳み掛けた。
 
 チーム全体の守備意識は高く、激しいフォアチェックが絶え間ない。前線へのパスの供給源を寸断し、前橋育英のエース、島袋奈美恵にも自由を与えなかった。後半になるとMF古庄和奏、FW宮本華乃、MF髙島瑞希、MF髙橋雛と実力者を矢継ぎ早に投入し、高質なローテーションを展開。前掛かりになった前橋育英を上手くいなしながら時間を稼ぎ、終了間際に古庄が2ゴールを挙げ、圧勝を飾った。
 
 まさに盤石の戦いぶりだ。田邊友恵監督は「昨日(1回戦/桜の聖母学院に6-0で勝利)、今日と、インターハイのためにしてきた準備がいい形で結果につながってます。とくに攻撃のところで、選手たちが自由に出入りできている」と称えた。5年前の監督就任以来、夏の時点でここまで完成度が高いチームはなかったのでは? そう水を向けられても否定はせず、「たしかにこれまでとは違って、勢いだけじゃない強さは感じます」とコメントした。
 
 チームアタックの急先鋒となり、主将としてタレント軍団を束ねる平塚は、その進化をどう感じているのか。大会登録17名中、3年生はわずかに4人。昨年と同様の若いチームは、いかにして攻撃のバージョンアップを遂げたのか。
 
「2年前まではタテに速いサッカーでした。それが去年からポゼッションを大事にするスタイルに変わって、今年はその連係がさらに深まった感じです。攻撃の時は、味方同士の距離感をつねに考えてますね。練習では6対3や5対3を多くこなしながら、みんなでいろんなアイデアを出し合ってます。ひとつの形を作るんじゃなくて、局面や相手によって変化を付けられるように、最適な答を出せるように、日ごろからそこを意識して取り組んでいます」
 
 この攻撃時の高次元のフレア(閃き)こそが、チーム最大の強みだ。自陣深くに引き籠って堅陣を築く相手でも、ハイラインプレスで果敢にボールを奪いにくる相手でも、彼女たちはきっとマイスタイルを貫き通すだろう。
 
 魅惑のアタッキングサッカーに、さらなる磨きをかけてきた絶対女王。準決勝の相手は、こちらも神村学園と広島文教女子大附を連破し、調子を上げている選手権優勝校、藤枝順心だ。実力伯仲の好ゲームを期待したい。
 
取材・文:川原 崇(高校サッカーダイジェスト編集長)

女子 準々決勝の結果
日ノ本学園(近畿1) 4-0 前橋育英(関東2)
藤枝順心(東海1) 2-0 広島文教女子大附(開催地)
作陽(中国) 2-1 星槎国際(関東1)
十文字(関東3) 4-1 常盤木学園(東北1)

準決勝(7月31日)の組み合わせ
日ノ本学園(近畿1)×藤枝順心(東海1)
作陽(中国)×十文字(関東3)

最終更新:7/30(土) 21:11

SOCCER DIGEST Web

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。