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「SIGGRAPH 2016」がアナハイムで開催。昨年にひき続き、VR関連の展示や講演が話題をあつめる

CGWORLD.jp 7/31(日) 13:30配信

2016年7月24日(日)から7月28日(木)までの5日間にわたり、アナハイムで「SIGGRAPH 2016」が開催された。CGWORLD.jpでは、数回に分けて今年の見どころをふりかえる予定だが、まずはダイジェストをお届けする。

今年で第43回目をむかえた世界最大のコンピュータ・グラフィックのカンファレンス「SIGGRAPH」。3年ぶりに米カリフォルニア州アナハイムでの開催となったが(7月中に開催されるのも3年ぶりだ)、今年は全体的におとなしめの印象を受けた。中身で勝負する硬派なカンファレンスともいえるが、規模的には縮小傾向にあるSIGGRAPHが予算削減の憂き目に遭っているのではないかと邪推したくなるほど、サービスの劣化や準備不足の印象を感じてしまった。現時点(2016年7月27日)では、参加者数ならびにExhibitionの出展社数の発表がないため推測の域を出ないのだが、おそらくは3年前の参加者数1万7,162人、出展社数180を下回ると思われる(※ちなみに昨年LAで開催された第42回は、来場者数1万4,800人、出展社数143であった)。

もちろん、規模の縮小が衰退に直結するわけではない。コンピュータ・グラフィックの研究学会としてスタートし、今現在もそれが中核であることには変わりのないことを考えると、時代に即したカンファレスへと変貌を遂げる過程にあるのかもしれない。
昨年からスタートした、「VR VILLAGE」は常時にぎわいをみせていた。

今年は、通常のインスタレーションならびにデモに加えて、「VR STORYLAB」と名付けたストーリー性のあるVR作品だけをあつめたサブコーナーが新たに設けられた。ここでは、今年度のトライベッカ映画祭でも注目された元DreamWorks Animationのディレクターたちが起ち上げたVRプロダクションBaobab Studiosの『Invasion!』や、日本からのエントリー『攻殻機動隊 新劇場版 VIRTUAL REALITY DIVER』など11作品が体験できるようになっており、改めてVR市場が拡大しつつあることを実感できた。

同じく昨年初めて実施されて好評を博した「REAL-TIME LIVE!」は今年度も継続、13チームによるリアルタイムCGの表現ならびに技能力が競われた。Ninja Teheory、Epic Games、Cubic Motion、3Lateral Studioによる「From Previs to Final in Five minutes: A Breakthrough in Live Performance Capture」が、見事栄冠を手にした。

日本からもスクウェア・エニックスが「REAL-TIME LIVE!」に参加。「Real-Time Technologies of FINAL FANTASY XV Battles 」と題した、『FINAL FANTASY XV』開発用デバッグ版のバトルシーンによるリアルタイムデモを披露した。

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最終更新:7/31(日) 13:30

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