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開催国ブラジルに完敗の手倉森J 指揮官は“ダジャレ”封印で「覚悟を得られた」とリオ五輪へ決意

Football ZONE web 7/31(日) 8:03配信

集中を欠いた1失点目のシーンに苦言

 まさに手も足も出なかった完敗だった。リオデジャネイロ五輪日本代表は現地時間30日に本番前最後のテストマッチとなるブラジル戦に臨み、0-2の完敗を喫した。試合後に手倉森誠監督は「辛抱する覚悟というものを90分で獲得できた」と、敗戦のなかにも本番への光明を見出した。

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「いや、鍛えられましたね」

 試合終了後のインタビューで手倉森監督は苦笑いを浮かべつつ、開口一番こう話した。日本は序盤からカナリア軍団の猛攻にさらされ、32分にFWガブリエル・バルボサ(サントス)の高速ドリブル突破から先制点を許すと、同42分、FWネイマール(バルセロナ)の右CKからDFマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)のヘディングで追加点を奪われた。指揮官は先制点のシーンについて、チーム全体の集中力が切れた点を指摘した。

「1点取られたのも給水タイムの後で、ウチが切れたところを相手が水を得た魚のようにスルスルと抜け出してしまった。力を出しそうなポイントというのを察知して、前半をしのがないと。後半は2点取ったぶん、相手が緩めてくれたところもあります」

耐える展開に対する辛抱を強調した指揮官

 給水前まではFWガブリエル・ジェズス(パルメイラス)を含めたブラジルの3トップを中心にした攻撃を必死に受け止めていたが、給水タイム後さらにギアを上げてきた相手に対応できなかった。決定機は後半8分に興梠慎三(浦和)のパスを受けたMF中島翔哉(FC東京)のシュートのみでスコア以上の完敗となったが、この展開は想定内のものだったようだ。

「チームでおそらく耐えていかなければならない大会になるという話をしていた。クオリティーの高いブラジルに対して辛抱させられるようなゲームでしたけど、その辛抱する覚悟というものを90分で獲得できたのかなと思います」

 五輪のグループリーグではナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと各大陸の強豪と立て続けに対戦する。ボールを保持される時間帯が多くなると予想されるなかで、本番に向けたシミュレーションになったとも言える。

「フィジカル、メンタル、オーガナイズ含めて、ようやく本大会に臨めるコンディションが整ったのかなと思います。あと4日で仕上げていきたいと思います」

 終始、お馴染みの“ダジャレ”を口にすることもなく厳しい表情で語りながら本大会を見据えた。決勝トーナメントに勝ち上がれば、ブラジルと再戦する可能性もある。グループリーグ突破、そしてカナリア軍団にリベンジを果たすために、稀代の勝負師である手倉森監督はチーム力を短期間で引き上げることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/31(日) 8:03

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