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この夏の休暇プランはもう立てた? 人には休まない訳にいかない理由がある

Forbes JAPAN 7/31(日) 16:00配信

あまりに忙しくて休暇が取れないことを誇りに思う起業家、経営幹部、自営業者は多い。休めないことは、自分が重要な立場にあり、責任を負っていることの証だと考えているのだ。



そうかもしれない。だが、その逆も事実だ。最も重要なのは、すべきことを実行するということ。休暇は実際には、回収の可能性がないサンク・コスト(埋没費用)ではなく、投資なのだ。

年に5週間の休暇取得が法律によって定められているスカンジナビアの国々では、長期の休暇があるにも関わらず(あるいはそのおかげで)、起業やイノベーションが盛んだ。生活の質も他の地域に類をみないほど高く、地域の各国は全て、国民1人当たり国内総生産(GDP)の世界ランキングで上位20%に入っている。

休みを取るべき理由とは? 休暇の重要性をお伝えしたところで、あなたがこの夏、休みを取らない訳にはいかない10の理由をご紹介する。

1. あなたが休んでも、世界は動き続ける

働く人たちの大半は、このことを知っている。あなたが病気で休んでも、休暇を取っても世の中は変わらず動く。ただ、働かないでいることの罪悪感を打ち消すのは難しい。以下に記すのは、その罪悪感を和らげるための方法や考え方だ。

2. 必要なのは、秋に向けエネルギーを補充したあなた

大抵の企業では、夏の間は仕事が減るものだ。忙しいのは春と秋。その秋に向けて、あなたが自分に対する投資を行い、十分な準備を整えておくことこそ会社のためになる。

3. 休まなければ、「みすぼらしく」なるだけ

何年も休暇を取らず、自分にムチを打って働き続けることもできる。だが、最終的には心と体が悲鳴を上げることになる。

もうやめたいと思ったり、南の島で小説を書いて暮らす自分を想像したりするようになったら、少し休みを取るべき時期だ。

4. 新しいことを学ぶ最善の時

学びたいことは山ほどあるだろう。だが、そのための時間が取れることなどめったにない。休暇中こそ、そうしたことのために時間を使うことができる。楽しむために、そして学ぶために、読書に多くの時間をあてることができる。

また、休暇で訪れるのは毎年、別の場所にするのがいい。新しいことを知り、視野を広げることができる。
--{休暇は自分以外の役にも立つ}--
5. 人生は仕事のためにある訳ではない

戦略的な視点を持つことは、極めて重要だ。それを持てるようになるための最善の方法は、創造力をもって内観し、自分の仕事を外から(離れて)みてみることだ。休暇は仕事から精神的な距離を置き、そうした見方をしてみることができる機会だ。

6. 従業員や部下に成長の機会を与える

休暇を取ることに罪悪感を持つかもしれない。不在中に何か間違いが起きるのではと心配かもしれない。だが、重要なのは仕事が完了することであり、それがあなたのやり方でなされるかどうかは、あまり大きな問題ではない。

つまり、いつでもあなたの考え方がベストだという訳ではない。また、自分自身で何かを行い、いつもより多くの責任を負うことで、多くの従業員たちは上司の不在中に成長するものだ。

7. 重大な決定を下す機会を逃すことはない

もちろん、あなたの不在中に重大なことが起きる可能性はある。だが、前述のとおり夏の間は取引も減る。それほど大事が起きる可能性は低い。

8. 体の調子を整える

普段は忙しすぎて、健康的な生活を心がけることも難しいという人なら、休暇はそれを改善する絶好のチャンス。テニスをしたり、毎日水泳をしたり、1時間のヨガのクラスに出てみたり──。健康を回復して、仕事に戻ることができる。

9. 時間がなくて後回しにしていることを実行

自分には本当に休暇が必要だと確信できないなら、「戦略的休暇」だと思ってみてはどうだろう。やろうと思っていて、あまり重要でない、緊急ではない、という理由で後回しにしていることを片付けるための休暇にするのだ。

消えることがないと思っていた「すべきこと」リストの項目にチェックが付き、残りの数がどんどん減っていくのを見れば、元気が出てくる。

10. 大きな考えはゆっくりと熟すもの

人生の方向性、経営している会社の展望、新しい何かに向けての方向性など、大きな考えは、さまざまな考えや心に残ったことなどが積み重なり、まとまっていくものだ。

散歩、学ぶこと、知らない土地を訪れること、ヨガをすること、才能ある多くの人たちと会話をすること、静かな場所にいること、こうしたことが、それに大きく役立つ。あなたにとっては、全く別のことが有効かもしれない。

だが、全ての人にとって、普段は考えられない大きなことを考える時間を持つことは健全なことだ。そして、休暇はそのために最適の機会だ。

現代に生きる私たちの誰もが、人生を最大限に充実させたいと思っている。時々は休みを取る、自分に対してそれを認めないわけにはいかないのだ。

Forbes JAPAN 編集部

最終更新:7/31(日) 16:00

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