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【広島】25分間でシュート5本! 上々のJデビューを飾ったアンデルソン・ロペスが浅野拓磨の穴を埋める

SOCCER DIGEST Web 7/31(日) 12:00配信

A・ロペス「デビュー戦はすごく嬉しかったけど、チームが負けてしまったので残念」。

 リーグ連覇のキーマンとして期待される22歳のブラジル人FWが、上々のJデビューを飾った。

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 7月10日、ブラジル1部のトンベンセから広島に期限付き移籍したアンデルソン・ロペスは、第2ステージ6節のG大阪対広島戦でベンチ入り。そして65分、宮吉拓実に代わって途中投入された。
 
 185センチの長身アタッカーは、積極的にボールを受けてドリブルを開始。「少ないチャンスを活かして、しっかりフィニッシュにまで持って行くのを意識していた」という。
 
 投入直後、挨拶代わりのミドルシュートをすぐさま放つと、「アオさん(青山)から、どんどん打って行けと言われていた」というA・ロペスは、積極的にシュートを放って脅威を与えた。
 
 G大阪の丹羽大輝は「新外国人に関しては、あまり情報がなかった。左足のシュートがあるから、晃太郎に左をケアしてくれという話はしていた。それでも2、3本打たれてしまった」と振り返る。
 
 主に右サイドに開いてボールを受けると、左足でボールをコントロールしながら鋭くカットイン。左足の強烈なシュートをお見舞いし、G大阪が左足を警戒していると見るや、今度はシュートフェイントを入れてドリブルで抜きにかかるなど、裏を突く老獪なプレーも光った。
 
 当の本人は「デビュー戦はすごく嬉しかったけど、チームが負けてしまったので残念な気持ちでいっぱいです」と悔しさを滲ませたが、ダイナミックな仕掛けは迫力十分。90分を通して広島のスタイルにフィットするかは未知数だが、機能すればアーセナルに移籍した浅野拓磨の穴は十分に埋まるはずだ。
 

昨季リーグ優勝に貢献したドウグラスに通ずるものがある。

 
 広島の陣容を考えると、ピーター・ウタカへのマークを分散させる意味でも、A・ロペスは貴重な存在となり得る。積極果敢にゴールを狙うタイプで、ややもすればエゴイストに映るが、その強引さが“良い刺激”になりそうだ。
 
チームメイトの清水航平は「左足が武器だと思う」とA・ロペスを評しつつ、途中出場の25分間で、両軍最多のシュート5本を放った姿勢を称えた。
 
「(積極的に仕掛けるのを)繰り返していけばチャンスは増えていく。FWなので、シュートの意識は強く持ってもらったほうがいい」
 
 不発に終わったブラジル人アタッカーは「打ち所が悪くて……でも、それもサッカー」と語り、さらに「シュートが入らず残念だった。しっかり練習を頑張って、次の試合でゴールを決められるようにしたい」と意気込む。
 
 柔らかいボールタッチ、ゴールに向かう積極的な姿勢は、昨季リーグ優勝に貢献したドウグラスに通ずるものがある。もしハマれば、リーグ連覇も――。たった25分間のプレーで、そんな期待を抱かせてくれた。
 
 上昇気流に乗り切れない広島にとって、新助っ人の存在そのものが、大きな起爆剤となりそうだ。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:8/1(月) 17:19

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