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エアロスミスの隠れた名曲、人気ベスト10

ローリングストーン日本版 7/31(日) 18:00配信

『地下室のドブねずみ』や『イカした10インチ・レコード』、『ソルティおじさん』を抑えて1位になったのは?

エアロスミス、2017年に「さよならツアー」実施を検討

現時点ではまだ何も決定していないが、エアロスミスが2017年にさよならツアーを実施する可能性がかなり高くなっている。エアロスミスも他の同世代のバンドと同じように、完全な名曲のラインナップを用意してツアーを続けているが、バンドはメンバー全員が元気なうちにツアー活動をやめにしたいと考えている。少し前、ジョー・ペリーに健康上の不安が生じたことで、バンドの状況が変化するのもそれほど先の話ではないと恐ろしいほど痛感することになったわけだが、幸い、彼は元気そうだ。たいていのさよならツアーではヒット曲を中心に披露することが多いが、エアロスミスは熱狂的なファンを喜ばせるため、各公演でレア曲もたくさん盛り込む予定だという。そこで今回は、読者を対象に実施したエアロスミスの隠れた名曲についての人気投票結果を紹介する。

10位 『イカした10インチ・レコード』

アルバム『闇夜のヘヴィ・ロック』で、シングル『ウォーク・ディス・ウェイ』と『スウィート・エモーション』の間に配置されているのが、この『イカした10インチ・レコード』だ。1970年代のロック・ソングとして最も愛されているこの2曲の間に入るのは、非常につらい運命である。リスナーはレコードの針を動かし次の曲にスキップしたいという衝動に駆られるため、この曲の存在を正当化するには相当な努力が必要になる。だが、フレッド・ヴァイスマンテルが作曲し、サックス奏者のブル・ムース・ジャクソンにより世間に広まった1952年の名曲のカヴァーである『イカした10インチ・レコード』は、この難題をかなり容易に解決した。「最高に変な女に捕まってしまった/本当にこのトリックは簡単じゃない/でも絶対、彼女をその気にさせてやる/俺のでかい10インチをサッと取り出して」とタイラーは歌う。20世紀初頭のレコードの大きさは10インチだったが、この言葉が持つふたつ目の意味はあまりにも明白なので、あえて説明する必要はないだろう。この曲の発売からわずか1年後、同じようなメッセージが少しだけより露骨になったAC/DCの『Big Balls』がリリースされた。

9位 『支配者の女』

エアロスミスが結成される数年ほど前、スティーヴン・タイラー(当時はスティーヴン・タラリコという名で知られていた)はニューヨークを拠点に活動するチェーン・リアクションというガレージロック・バンドに所属していた。バンドはリリースした2枚のシングルが大失敗に終わった後解散したが、タイラーは解散後も親しい付き合いを続けていたキーボード奏者のドン・ソロモンと共に、このエアロスミスの1974年の楽曲『支配者の女』を作った。バンドは1974年に実施したアルバム『飛べ!エアロスミス』ツアーでこの曲を何度も演奏していたが、1998年に一度だけ披露されたのを最後に、フルバージョンでは一度も演奏されていない。2012年、ジョー・ペリーはこの曲を再びライヴで披露したいとローリングストーン誌に語っていたが、ファンはいまだに待ち続けている状況だ。

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最終更新:7/31(日) 18:00

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