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熱を帯びるプログラミング教育の現場をのぞいてきました

会社四季報オンライン 7/31(日) 21:36配信

 「エイエイオー!」夏休みが始まった7月中旬、東京・渋谷にある会社の一室から元気な声があふれ出てきました。そこには、拳を高く上げ、やる気に満ちた子どもたちの姿。小学校1~6年生が「魔法の書」と呼ばれる独自教材を使ってプログラミングを学ぶ「CAテックキッズ」教室の光景です。

 子どもたちは色とりどりのポロシャツに身を包み、休み時間でも席を立つことなくパソコンにかじりついていました。あるパソコン画面をのぞいてみると、スマートフォン向けゲームアプリの開発中です。「子どもたちはゲームをするだけでなく、作ることにも熱中しているのか」などと感心するばかりでした。

 この教室を運営しているのはインターネットメディア事業を手掛けるサイバーエージェント <4751> 。2013年に設立して以来、東京、大阪、名古屋、沖縄など全国に8校を展開しています。通年のスクールに加え、夏休みだけを利用した教室も定期的に開催。当初は100人程度だった生徒数も、今年は2000人を超える見込みといいます。

 今、プログラミング熱が高まっています。政府は4月に打ち出した「成長戦略」で、20年度にも小学校での必修化を検討する方針を示しました。実際、子どもと一緒に教室へ足を運んだ保護者の一人は「小学校でも必修化されるようだし、スキルを身に付けてもらえば将来、役に立つと思って……」などと話していました。

 CAテックキッズ執行役員の鈴木拓さんも「政府の方針が追い風になっている」と見ています。ただ、同時に「小学校でプログラミングの授業を行うとなると混乱もあるのではないか」とも指摘します。

 必修化に向けた課題は少なくありません。第一に挙げられるのがプログラミングを指導できる教員の不足。「ダンス」の必修化で多くの教員が対応に苦慮したのは記憶に新しいところです。20年度に予定されている英語の教科化でも現場からは不安の声が聞かれます。「何年生でプログラミングを学ぶのか」、「算数など今ある教科に盛り込むのか」、「採点の基準はどうするのか」といった判断も学校側がしなければなりません。

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最終更新:8/3(水) 11:21

会社四季報オンライン

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