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【MLB】イチロー、3000本達成も1番打者復帰で今後は出場機会はさらに減少か

ベースボールチャンネル 8/1(月) 17:00配信

イチロー、1番での出場が減少か

 マーリンズにディー・ゴードンが戻ってきた。薬物陽性反応による80試合の出場停止を終え、7月28日から試合に出場している。

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 ゴードンは出場停止前の21試合で6盗塁を記録したが、打率は.266に過ぎず、出塁率も.289と低かった。しかし、昨シーズンは打率.333、出塁率.359、58盗塁の好成績を収め、2年連続の盗塁王に加えて首位打者を獲得。二塁の守備ではゴールドグラブを受賞した。

 13年ぶりのポストシーズン進出をめざすマーリンズにとって、ゴードンの復帰がプラスになることは間違いない。一方、それに伴い、イチローの出場機会はこれまでよりも減りそうだ。

 復帰戦から3試合続けてそうだったように、ゴードンは「1番・二塁」を定位置としている。ゴードンが戻ってきた影響を最も受けるのは、代わりに二塁を守ってきたデレク・ディートリックだろう。現在は一塁手として出場しているが、故障中のジャスティン・ボーアが復帰すれば、ユーティリティとなるはずだ。

 ただ、イチローも俊足軽打の左打者という点で、ゴードンと重なっている。

 イチローは今シーズン、1番打者として31試合にスタメン出場している(7月30日時点)。これは、ゴードン(23試合)、ディートリック(22試合)、J.T.リアルミュート(21試合)を上回り、チームで最も多い。昨シーズンのマーリンズでは、ゴードンが144試合で1番打者を務めた。イチローはそれに次いで多かったものの、わずか12試合だった。今後は、ほぼすべての試合でゴードンが打順1番に座ることも考えられる。イチローが他の打順でスタメン出場したのは、2番が2試合、3番と6番が1試合ずつあるだけだ。

ポストシーズンに進めば、出場できず

 もっとも、マーリンズがポストシーズンへ駒を進めれば、事情は変わってくる。PED(パフォーマンス向上薬)使用に対する罰則は2014年に改訂され、出場停止は1度目の陽性反応で50試合から80試合、2度目は100試合から162試合に増え、さらに、その年のポストシーズン出場も禁じられた(3度目の陽性反応で永久追放は変わらず)。従って、ゴードンは今年のポストシーズンでプレーすることができない。

 そうなると、ポストシーズンにおけるマーリンズの1番打者は、レギュラーシーズンのゴードン不在時と同じように、イチロー、ディートリック、リアルミュートの誰かが務める可能性が高い。

 二塁の守備位置が空くことからすると、3人のうち順当なのはディートリックだろう。イチローが外野手であることは言うまでもないが、リアルミュートは捕手だ。だが、イチローの出塁率.397はマーリンズで最も高く、1番打者を務めた時の出塁率.430も、ディートリック(.420)とリアルミュート(.372)に勝る。これからイチローのスタメン出場が減っていっても、ポストシーズンに入れば、機会はまた巡ってくるのではないだろうか。

 さらに、マーリンズがワールドシリーズまで勝ち進めば、第1~2戦と第6~7戦はアリーグのホームゲームでDH制が採用されるため、スタメン出場する野手は8人から9人に増える。今シーズン、マーリンズがアリーグのホームで行った7試合中6試合で、イチローは1番打者として起用されている。


宇根夏樹

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:8/1(月) 17:00

ベースボールチャンネル

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