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コンビニコーヒーの原価率は高い? 意外に知らない「原価」の秘密

ライフハッカー[日本版] 8/1(月) 20:10配信

“すべての商品には「原価」があるが、それは基本的に「秘密」だ。実は、原価を知られたら、販売する側にとって、いろいろと差し障りが発生する。なぜなら、原価があまりにも「安い」と、消費者が商品を買ってくれなくなるかもしれないし、逆に、あまりにも「お得」だとわかると、予想以上に売れてしまって困るのだ。(「はじめに 『知っている人』だけが得をする」より)”


『お客に言えない! モノの原価マル秘事典』(マル秘情報取材班著、青春文庫)の冒頭にはこう書かれています。「モノの原価」は聞いて驚くほどのものであり、消費者にとっては「お得」な場合が多いとも。つまり「原価の秘密」の裏話は、消費者が「知って得をする」情報の塊だというわけです。

当然のことながら、世の中の業界にはすべて「原価」と「コスト」のカラクリがあるもの。だからこそ、その情報を知っているだけで、消費者にはメリットがあるということ。別な表現を用いるなら、消費者からすれば「原価の秘密」は知っていて損のないもの。そこに、本書の意図があるということです。

さまざまな商品の原価を明かした本書から、第1章「そんなカラクリがあったとは! いま話題のあの商品の原価」をチェックしてみたいと思います。

コンビニの100円コーヒー

いうまでもないことですが、飲食店のコストには、食材の費用のほかに人件費、水道光熱費、店の家賃などがあります。そして、そのなかでの売上に対する食材費の比率が「原価率」。一般の喫茶店のコーヒーの場合、原価率は10%くらいに設定されているそうです。

ブレンドコーヒー1杯の原価はコーヒー豆が20円、砂糖、ミルクなどを合計しても1杯40円前後。チェーン店では豆を安く仕入れて1杯200円以下で売ることも可能で、さらにマシンを使えばドリップ式よりも豆の量が少なくてすむため、原価率を下げることも可能。つまり逆にいえば、ドリップ式で淹れている店のほうがコストも手間もかけているということになるというのです。

しかも喫茶店の経費で問題になるのは、お客さんの回転率。昔ながらの喫茶店であれば、コーヒー1杯で2、3時間長居をする人も珍しくないかもしれませんが、それでは回転率が上がらなくて当然です。そんななかで注目されているのが、100円という低価格でも知られるコンビニの「セルフ式コーヒー」。しかも安かろう悪かろうではなく、コーヒー豆もハイグレードなものを使っていることで有名です。

そして注目すべきは、このコンビニ・コーヒーの原価率が非常に高いということ。100円のレギュラーサイズが、カップ込みの原価は約47円~50円台だという説もあるそうですが、原価率50%前後というのは、一般の喫茶店では考えられないこと。

では、どこに秘密があるのかといえば、当然ながらそれはセルフ式だという点。店員の手間がかからず、店内のイートイン・コーナーで飲んでもらったとしても長居をする人は少ないため回転率は抜群。持ち帰りであれば、さらによくなります。さらに、集客力も魅力のひとつ。コーヒーだけで済ませるお客さんより、ついでにサンドイッチやパン、弁当類を買って帰るお客さんのほうが多いため、フィルターやマシンのメンテナンスを考慮しても十分に収益につながるわけです。(16ページより)

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最終更新:8/1(月) 20:10

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