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バッカの移籍交渉が進まないミラン 資金獲得のため“生え抜きの星”売却に方針変更か

Football ZONE web 8/1(月) 13:11配信

チーム唯一の伊代表としてEUROに出場したデシリオに、放出の可能性が浮上

 中国企業との身売り交渉が進まないACミランは、補強費捻出のためにコロンビア代表FWカルロス・バッカの放出に動いていたが、代わりに欧州選手権(EURO)にイタリア代表として唯一招集されたDFマッティア・デシリオの売却に動いていると、イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

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 ミランの親会社フィニンベスト社は、中国企業グループとの身売りで合意に達したはずが、交渉は一向に進展していない。強化資金が不足しており、ミランは補強のためにコロンビア代表FWカルロス・バッカの放出を迫られるという事態に陥っていた。

 そしてウェストハムから移籍金3000万ユーロ(約35億円)のオファーが届き、ミランも放出に合意していたが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を熱望するバッカはこれを固辞。その後、CL出場権を持つチームからのオファーがないため去就問題は暗礁に乗り上げていた。

 最新のレポートによれば、状況の打開を図るクラブは“生え抜きの星”であるデシリオの放出を検討しているという。現在イタリア人選手を中心にしたチーム作りを掲げているミランで、皮肉にもEUROでチーム唯一のイタリア代表となり、将来を嘱望される万能サイドバックが売却候補に挙がっているようだ。

ローマやバイエルンが獲得に興味か

 バッカ以外にワールドクラスのスターがいないミランだが、サイドバックだけは欧州屈指の充実ぶりを誇っている。右サイドのイニャツィオ・アバーテ、左サイドのルカ・アントネッリはいずれもハイレベルなスペシャリスト。若手の成長株ダビデ・カラブリアも控えている。昨季はベンチを温める機会も多かったデシリオだが、経営難からゼロ円移籍での補強を連発するミランにとっては“商品価値”の高い貴重な存在となっており、ローマやバイエルン・ミュンヘンが獲得に興味を示しているという。

 もっとも近年のミランは、昨季の冬の移籍市場でローマに放出したイタリア代表FWステファン・エルシャラウィが輝きを放ったように、ミランを巣立ったタレントが新天地で活躍する悲しいジンクスも囁かれている。果たしてミランは、バッカを残し、デシリオを放出することになるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/1(月) 13:11

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