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ディープな苔の世界へと導いてくれる「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」

CREA WEB 8/1(月) 12:01配信

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル (後篇)

 星野リゾートの旅が気づかせてくれるのは、地方の魅力と新しい観光のあり方。新シリーズ「日本を遊ぼう!」が最初に取り上げるのは、十和田八幡平国立公園にある奥入瀬渓流のほとりに建つ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。後篇ではいよいよ奥入瀬渓流に向かい、その美しい流れと濃い緑が育んだ、驚きの苔の世界に迫ります。

渓流散策の前夜に「森の学校」でまず予習!

 奥入瀬渓流は、国の特別名勝かつ天然記念物。その水源は、澄んだ豊かな水を誇る十和田湖だ。ホテルから、奥入瀬渓流をたどって十和田湖まで行く散策ルートは、全長約14キロ。そのほとんどが特別保護地区に指定されているので、植物等の採取は一切禁止などの厳しいルールもある。

 散策前日、ホテルで夜2回、無料で開催される「森の学校」に参加して、奥入瀬渓流をどう歩くかについてのレクチャーを聞く。私が参加した回は、翌日の有料アクティビティである“苔さんぽ”でもガイドを務める“苔メン”こと丹羽裕之さんが講師で、満席になる人気ぶり。

 雪解け水など山からの清流が貯まった十和田湖が奥入瀬渓流の美しい流れの源であること。この水と、ヤマセという太平洋側からの冷涼な湿った風が発生させる海霧が苔を育んでいること。日本で約1800種あるといわれる苔のうち、約300種はこの奥入瀬渓流に自生していること。などなど、興味深い話が続く。その最中に見せられた、苔などをルーぺで覗いた美しい写真に、驚きの声が上がる。

 上流から下流までの特徴や、渓流の水しぶきや表情を見るため下流から上流に歩くこと、そして全部を歩き通すのはたいへんなのでバスを上手に利用することなど、歩き方のコツも教えてくれる。

 明日は、森を楽しみながらじっくりと苔を観察して散策する苔さんぽ(大人1名4,320円)に参加。どんな世界が待っているのかワクワクする。

静かな朝を迎える「渓流モーニングカフェ」へ

 翌日、早朝の5~6時に奥入瀬渓流で特別にオープンする「渓流モーニングカフェ」へ。人気スポットの白銀の流れまでシャトルバスで送ってくれ、そこでコーヒーをいただくという無料の人気アクティビティだ。50名の定員(宿泊客限定)はあっという間にいっぱいになる。

 まだ朝もやの残る奥入瀬渓流は、山に日が昇ってくるとキラキラと輝き、目の前で森の目覚めを感じることができる。落葉広葉樹林である奥入瀬の森には、倒木や瀬にも岩にもびっしりと苔が生え、緑のコントラストが本当に美しい。ところどころに咲く白いオニシモツケの花がまた愛らしい。温かなコーヒーを飲みながらのこの眺めは本当に贅沢だ。

 見とれているうちに、あっという間に1時間が経ち、いったんホテルに帰って、ルーペや地図など苔さんぽの準備をする。長靴や寒冷時用のコートは無料貸し出しもある。

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最終更新:8/1(月) 12:01

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