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注目の女子7人制ラグビーを徹底解剖

BEST TIMES 8/2(火) 6:00配信

「サクラセブンズ」は運動量で上回れるか

 いよいよ開幕するリオ五輪。序盤戦で注目を集めそうな新種目が7人制ラグビーだ。15人制ラグビーのワールドカップ(W杯)では昨年、日本代表が南アフリカ代表を破るなど3勝をあげ、日本中を興奮させた。15人制ラグビーは試合時間も80分間と長く、消耗も激しいため、大会は1カ月半の長丁場になるが、五輪で採用されたのは7分ハーフの試合を1日に何度も行い、短期間で勝者を決める7人制だ。

 7人制ラグビーは、15人制と同じグラウンドを、15人制の半分以下の1チーム7人で戦うため、1人あたりのスペースが広く、休みなくロングダッシュを繰り返す過酷な競技だ。日本は男女とも昨秋に行われたアジア予選に勝ち、記念すべき五輪初の7人制ラグビーに出場を決めた。通常のワールドシリーズは1日3試合、2日で6試合を行って順位を決めるが、五輪は男女とも3日間で実施。リオでは開会式翌日の6日から女子が始まる。

 「サクラセブンズ」こと女子7人制日本代表は過去2度の7人制W杯に出場しているが、ともに全敗。しかし今回は「目標は金メダル」と意気軒高だ。その強気を支えるのが「世界一の練習量」。ここ4年間は、年間平均200日という合宿を重ね、砂浜での走り込み、タックル練習、手押し車など体幹強化メニューを反復し、体力強化に励んだ。ラグビーは球技であると同時に格闘技。体格に優る外国チームに対し、運動量で走り勝つのがサクラセブンズのテーマだ。

世界を切り裂く山口真理恵選手に注目

 日本のエースは、トライゲッターの山口真理恵。横浜市の小学校2年の時にタグラグビーを始め、高校時代は女子社会人チーム「フェニックス」に参加する傍ら、他校の男子ラグビー部に出向いて練習し、卒業後はオーストラリアに留学して本場の州代表チームにも選ばれた経歴を持つ。50m6秒6のスピードを誇るスプリンターだ。同じ横浜の小学校からの同級生、鈴木彩香とのホットラインでトライを量産したい。

 山口や鈴木のような、こども時代からラグビーを経験してきた選手たちとともにサクラセブンズを支えるのが、他競技からの転向組だ。キャプテンの中村知春は、大学4年でバスケットボール部を引退してからラグビーに転向。「バスケットではファイブファウルで退場させられることが多かったんです」と苦笑するから、実はコンタクトスポーツが性に合っていたのかもしれない。同様に、バックアップの竹内亜弥は京都大まではバレーボール選手で、就職で上京してからラグビーを始めた。ちなみに中村主将は電通に、竹内は新潮社に勤務するが、リオ五輪まではラグビーに集中するために休職中だ。

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最終更新:8/17(水) 11:15

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