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【陸上】九州学院・齊藤が男子200m制す “偉大な先輩”からも刺激

THE ANSWER 8/2(火) 10:30配信

地元・熊本が被災、「熊本の皆さんを元気づけられたら」

 中国地方を舞台に行われている平成28年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ/特別協賛・大塚製薬)の陸上競技が岡山シティライトスタジアムで開催されている。1日の男子200メートルでは染谷佳大(つくば秀英3年)らとのデッドヒートの末に齊藤勇真(九州学院3年)が20秒97で制した。男子800メートルでは山田翔雅(愛知3年)が1分50秒55で優勝した。

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 7月30日の100メートルで優勝した宮本大輔(洛南2年)が準決勝で敗退するなど、200メートルはハイレベルな争いとなった。迎えた決勝は予選ながら20秒77の好記録をマークした染谷、宮本と同じく洛南の井本佳伸(2年)らがスタートラインに並んだ。

 レースは序盤から激しい競り合いとなって100メートルを過ぎた辺りで染谷が抜け出したが、終盤で齊藤が最後に逆転。齊藤が20秒97、染谷が21秒02という際どい差での決着となった。

「いつも通り後ろからという展開だったんですけど、自分は後半からのタイプなので、自分の中で想定内で焦ることはなかったです」と齊藤。故郷が熊本で、4月の熊本地震の直後には「練習ができない時期が1週間くらいありました」というが、その間は自分で身体を動かして体に影響が出ないように調整。「熊本の皆さんを元気づけられたら」という思いで駆け抜けた。

男子短距離は将来性あるスプリンターが次々と台頭

 また九州学院出身の偉大な先輩の存在も大きかった。それは2008年北京五輪400メートルリレー銅メダリストの末続慎吾だ。今でも動画サイトなどで末続の走りを見るほど憧れの存在だといい「母校のグラウンドで一緒に練習することもありましたし、『頑張れよ』と直接励まされました」とのエピソードも明かした。100メートル決勝では5位に終わったものの、その悔しさを200メートルで晴らした。

 一方、2位に終わった染谷は「予選が厳しい組だったので、出さなきゃいけないなと思ったところがありました。予選から決勝までの間が4時間だった。決勝は後半ラスト10メートルで抜かされてしまった」と齊藤にラストでかわされる形になったことを悔しがったが、100メートルに出られなかった分だけ「200メートルに専念したトレーニングを積んだ」ことが功を奏したとも話した。

 ここ近年の日本の男子短距離は桐生祥秀(東洋大)やケンブリッジ飛鳥(ドーム)、山縣亮太(セイコー)といったリオ五輪組、そして高校生年代でもサニブラウン・アブデル・ハキーム(城西大城西3年)と将来性あるスプリンターが次々と台頭している。それに触発されるかのような好内容のレースとなった。

 全国高体連公式のインターハイ応援サイト「インハイ.tv」では陸上だけでなく開催30種目のライブ動画を配信している。高校生の熱戦をチェックして、未来の日本を担うアスリートの一瞬を目に焼きつけたい。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/2(火) 11:02

THE ANSWER

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