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歴史戦は「オンナの闘い」です

WiLL 8/2(火) 11:30配信

学童保育と共産党

河添 かれこれ一年、対談本の『「歴史戦」はオンナの闘い』を完成させるために、本当にディープなやり取りをしましたね。
杉田 私たち、「保守」でひとくくりにされますが、二人の専門分野はほとんど接点がありませんでした。ところが、持っているものを出し合ってみると、まるで理科の実験のように化学反応を起こし始めました。
 河添さんが、戦前からの中国の多岐にわたる事情を、私は公務員時代に取り組んできた「子育て支援」「組織改革」、衆議院議員当選後、自分の活動の軸にした「慰安婦問題」、そして本の完成までに四回、足を運んだ国連での活動などをお話しさせていただいたわけですが、これらの点が線となり……。
河添 ホント、ある日、ハッと気づきましたよ。ベルリンの壁が崩壊し、ソビエト連邦が消滅して四半世紀を経ていますが、コミンテルン(共産主義インターナショナル)は弱体化するどころか、活気づいている。しかもその”毒牙”は、90年代以降、国連や日本を主舞台に、中国共産党の主導により再起を図ってきたのです。コミンテルンは、”ペキンテルン”になっていた。
杉田 グローバル化する世界の動きの中、日本はTPPや外国人労働者の受け入れなど、どこまでやるか、どう踏みとどまるかの議論ばかり繰り返してきました。グローバル化という名のもとに、ペキンテルンの支配が侵食していく、日本はその温床になっています。
河添 かれこれ二十数年、政官財やメディアの「親中」「媚中」、左傾化は多くの方々の知るところとなり、疑問視する声も大きくなった感があります。ただ、それだけでなく保育園や学童保育所といった、いわば家庭に近い現場でも、その力が勢いづいていたことがわかりました。
杉田 それを象徴する最近の出来事の一つが、「保育園落ちた。日本死ね」ですね。国会やメディアが大騒ぎ。保育所はさておき、小学三年生までを対象とする学童保育所は鍵っ子が可哀想だということで、共産党が主導してつくったサービスなんです。「学童保育」は共産党用語で、自治体では用いません。
河添 埼玉県在住の方に聞いた話ですが、小学校へ入学する際、「学童保育は権利。子育て大変でしょ?」「お友達の家に遊びに行かせるのは、虐待や事故の危険がある」「補習や道徳教育ができる」など、言葉巧みに専業主婦の子供にまで学童保育所へ通うことを強要しているとか。
 しかも、保育士らが保護者に選挙前、「○×候補はダメよ」などと政治工作をやっていて、保守がそのターゲットになっていると、全国の地方議員らが参加する会合で聞きましたよね。怖いなぁと。
杉田 親は子供を人質に取られているようなものですから、ほんと巧妙です。しかも一部とはいえ、学童保育所が「闘争する」若者を養成する場になっていることは事実で、しかも全国の関係者から、そこのボスが「学童の神様」などと崇められているって、おかしいですよ。
河添 四月末に「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系)に出演しました。出演者は全て女性で、保育士の待遇改善などがテーマの一つでしたが、「子供を社会で育てる」方向へ日本が向かうことが前提のような討論で、「早くから預けた方が、社会性が身につく」などの発言もありました。
杉田 ゼロ歳児に社会性なんてあり得ません!
河添 一見、耳に心地良い話ですが、表現を変えれば、「母親から乳幼児を取り上げる」「専業主婦は不要。ジェンダーフリーで皆が働く社会を目指す」って話なんです。
杉田 コミンテルンが企てる、家族解体ですよね。幼稚園ではなく、保育園で一本化すればいいと。保育園義務化を唱える社会学者もいます。
河添 それって冷静に考えれば、旧ソ連や旧東欧、北朝鮮、中国と同じ、「保育所という社会が子供を見る」共産主義体制です。日本人は、共産主義のホントの怖さをわかっていません。ペキンテルンと左派勢力の二人三脚で、日本が着々とその方向へ向かっているのだと悟りました。彼らは「多様性」「個性」などと言いながら実のところそれらを全く認めておらず、結論は一つ。しかも、異なる価値観をとことん弾圧します。
杉田 主婦の方々も若者たちも、これ以上、おかしな日本にならないよう、賢く真剣に政治と向き合ってもらいたいです。

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最終更新:8/2(火) 11:30

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