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【陸上】元日本王者の父を持つ池川が男子やり投優勝「4年後に向けて」

THE ANSWER 8/2(火) 10:44配信

雷雨中断のアクシデントに「正直、不安でした」

 中国地方を舞台に行われている平成28年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ/特別協賛・大塚製薬)の陸上競技では、2020年東京五輪を目指す高校生アスリートが躍動している。1日に行われた男子やり投げ決勝では池川博史(滝川二3年)が67メートル91で優勝。日本陸連が選んだ「2020東京オリンピック ダイヤモンドアスリート」としての実力を見せた。

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 池川は2冠を狙った7月31日の砲丸投げでは16メートル43の3位に終わったものの、本職のやり投げでその力を発揮した。一投目では「投げる瞬間に70メートルラインが近く見えた」というほどの好感触からやりを放つと、67メートル91をマーク。「100点満点の投てきができた」とのコメント通り、鮮やかな軌道の投てきを見せた。

 その後は会場のシティライトスタジアム付近で雷雨が発生し、数十分間の中断を余儀なくされた。その影響もあって再開後は池川をはじめとした全選手の成績は伸びなかった。「雷雨での中断は初めてです」と語った池川だが、周囲のサポートに感謝しつつ、こう語った。

「試合中に雷が鳴って中断だったので、正直気持ち的には不安でした。先生方に『しっかりやれよ』と声をかけてくれて、気持ちを切らさずできました。結果的にはこういう経験も大事かなと思っています」

父からもらったアドバイスを胸に

 今回の優勝で池川は親子2代での日本一となった。父・哲志さんは1981年の日本選手権・砲丸投げで優勝した経験を持つ。「LINEで『後ろに体重を残しつつ、前へ弾きだすように投げる』といった詳しい技術を伝えてくれました」とアドバイスをもらったことも明かした。

 本人は今年に入って世界ユースに出場するなど「ダイヤモンドアスリート」として世界との戦いをすでに経験している。そのため「インターハイで勝ててうれしいの一言です。でも記録には全然満足していないです」と話し、目標設定は非常に高い。

「助走スピードが極端に速くなったり遅くなったりしているので、しっかりクロスから投げられるようにしたいです。投げる瞬間の振り切りは自信があるので、そこにどうやって理想的なスピードで投げられるかが課題となっています。今は70メートルをアベレージに出せるようにしたいです。4年後に向けては90メートル台を出さないと世界と戦えないと思っています」

 193.5センチ、109キロと非常に恵まれた体格を持つ池川。投てき部門の日本人アスリートの第一人者と言えばハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんだが、池川は新世代の投てき選手として鍛錬に励む心づもりだ。

 全国高体連公式のインターハイ応援サイト「インハイ.tv」では陸上だけでなく開催30種目のライブ動画を配信している。高校生の熱戦をチェックして、未来の日本を担うアスリートの一瞬を目に焼きつけたい。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/2(火) 11:02

THE ANSWER

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