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日本の上司と部下は関係が良くない?日本が15カ国中最下位の理由

コーチ・エィ 8/3(水) 18:40配信

前回までの調査レポート「優れたリーダーの特性とその国際比較(http://crillp.com/reports/vol08/)」と「リーダーシップの類型による国際比較(http://crillp.com/reports/vol09/)」で、国によって評価されるリーダーシップに違いがあることが分かりました。今回は上司と部下の関係にフォーカスした分析結果を紹介します。

「上司と部下の関係における良好度に違いはあるのか」「良好度を高めるコミュニケーションの要素は何か」という視点で、国別に上司と部下の関係を明らかにしていきます。

1. 各国の「上司と部下の関係における良好度」

15ヵ国(地域)の各100人に「直属の上司との関係がどれくらい良好か」について質問し、「4良好」から「1良好ではない」の4択で回答をしてもらった結果が図1です。

上司との関係が良好と答えた1位はインドネシアとなっています。また、下位5ヵ国は東南アジアの国々でした。このような結果となった背景には何があるのでしょうか。

2.「良好度」と「会話の充足度」の関係

「上司との関係が良好かどうか」と関係の強い要素を分析したところ、「上司とのコミュニケーションが十分足りているかどうか(以降、「会話の充足度」)」と関係が強いことが分かりました。会話の充足度は、「4十分足りている」から「1全く足りていない」の4択で回答をしてもらいました。図2に上司と部下の関係における「良好度」と「会話の充足度」の関係を示します。

グラフは左下から右上に分布する結果となっており、「良好度」と「会話の充足度」の相関係数は0.83と強い関係があることが分かりました。

部下が上司とのコミュニケーションが十分だと感じる「会話の充足度」は、会話の「量」と「質」が関係しているはずです。次の3章では「量」、4章では「質」の視点から各国の特徴を見ていきます。

3. 各国の「上司と部下の会話の量」

上司と部下の会話の量について見ていきます。直属の上司と部下は仕事に関してどれくらいの頻度で話しているかを、国別にみた結果をグラフにしたのが図3です。

「ほぼ毎日上司と話している」と「週に数回話している」の合計割合でみると、上位3ヵ国は、インド、イギリス、フランスです。インド、イギリスは、「良好度」「充足度」のいずれも上位5ヵ国に入っています。反対に、上司との会話頻度が低い国は、中国やシンガポールは、「良好度」「充足度」のいずれも下位5ヵ国に入る結果となりました。一部例外があるものの、会話の量は「良好度」「会話の充足度」と関係があるようです。

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最終更新:8/3(水) 18:40

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