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【ロードバイク情報】マヴィック リアルカーボンクリンチャーホイール「プロカーボンシリーズ」試乗レポート

CYCLE SPORTS.jp 8/3(水) 8:28配信

「安心感」という性能

近年、ロードバイク用ホイールのジャンルでシェアを拡大しているフルカーボンクリンチャーホイール。そこにホイールブランドの雄、マヴィックが満を持して参入を果たした。そして、いよいよ国内への入荷がスタートする。

最新モデルの試乗会は南仏・ニースで行われた。地中海に面した海岸線から、その背後に広がる山岳地帯。さらには同時期に行われていたパリ~ニースの最終ステージとほぼ同じコースを含む、計200kmほどを走り込むことができた。

試乗したのはリム高40mmの「コスミックプロカーボンSL」と、リム高25mmの「キシリウムプロカーボンSL」の2モデル。どちらも同社のエアロ系、ロープロファイル系のモデル名を引き継いでおり、カテゴリーがわかりやすい。

まずはキシリウムプロカーボンSLから。その見た目、スペックどおりの軽快な走りが魅力。走りはスペックの重量以上に軽い印象がある。ホイール自体に衝撃吸収性もあるので、さまざまな道路状況にライダーは余裕を持って対応ることができる。それでいて、リムが柔らかくて下りが不安ということはないリムの「しっかり感」はさすがマヴィックといえる。

踏み出しの軽さを生かして、速度の上げ下げがしやすいのはキシリウムシリーズの名に恥じない特性。アルミリムモデルから受け継がれている。また、時速40km以上での走りやすさが増している。身長170cm、体重62kgの筆者にとって、かなり扱いやすい選択肢だ。

続いてコスミックプロカーボンSL。筆者よりもパワーがある人や、体重のある人にとってはこちらのほうがいいと感じる人もいるだろう。今回試乗したような長い上りが連続するコースではやはりキシリウムのほうがいいな、交換したいなと感じた。ただCC40Cの印象と比較すると、格段に軽快さが増し、走りがクリアになった。

両方のホイールに言えることだが、フリーボディは今までのように羽根がラチェットを捉えるタイプではなくギヤ同士がかみ合うような構造に変更されており、これが非常に良い感触だ。個人的にはフリーボディの作りがマヴィックで改善の余地ありと思っていた部分であったので、歓迎すべきポイント。

ブレーキングは今までのカーボンホイールのどれにも似ていない独特のもの。例えるならエクザリットリムのカーボン版という印象だ。ブレーキングすると「キューン!」という甲高い音がする。ブレーキ面に細かいウエーブができているので、ブレーキングしたときに独特の微振動を感じるが、不快ではない。

今回はドライでしかテストできていないが、マヴィックいわくウエットでのブレーキングにも絶対の自信を持っているし、それを証明するだけのデータを持っているので、気になるところ。かつて鹿児島県佐多岬から大分駅までの約340kmを走った際、道程の7割が雨だったが、その時にエクザリットリムを使用し、雨天でとても信頼できた経験が、その期待をより大きくしている。

中島丈博

最終更新:8/3(水) 8:42

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