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人工知能で大儲け? 自動運用「ロボアドバイザー」で資産を増やすために必要なこと (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー)

シェアーズカフェ・オンライン 8/3(水) 5:53配信

■人工知能で自動運用はどこまで可能か
最近、人間の将来を考えさせられる人工知能の話題が出ています。将棋や碁の勝負で人間を負かしたとか、人工知能が作曲し、絵画も描き、そして小説を書くというものです。芸術の分野では、それが人工の技と言わなければ、そのままモーツアルトやレンブラントの名作として通ってしまいそうです。

金融の世界でも、「人工知能によって自動運用できる」という触れ込みが出てきました。これは、ロボアドバイザーと呼ばれています。似たシステムのものは以前からありました。それが今どう変わって、個人投資家がどう使いこなせるようになったか。

人工の芸術作品を創り出すように、傑出した成果が見てとれるか。そこで、ロボアドバイザーの仕組みを見てみます。お任せで資産倍増、ちょっと夢のような期待感が膨らむ分、そこにはまだ人間知能の危うさも見え隠れします。

■リスクの受入診断からお任せ運用まで
ロボアドバイザーのあるウェブサイトの無料診断は、どこも次のステップとなっています。

1.リスク許容診断
投資家本人の属性や投資についての知識・経験、考え方からどれだけのリスクを受け入れられるかを診断する(選択肢回答で10問前後)。

2.ポートフォリオ(運用コース)の提案
上記を受けて、本人の属性に最適と思われるポートフォリオを提案する(入力数秒後に自動生成)。株式配分率何%、債券配分率何%、と提示される。

3.リターンのシミュレーション
提示された資産配分率であったなら過去何年間でリターンは何%、将来何年後にはリターンが何%、目標資産額に達成する確率は何%、と表示される。

4.口座開設・申込
以上の資産配分で納得すれば口座を開設し、申込を行う。

1~3までは無料で何回も試すことができます。4まで進んだ場合、その先が大きく2つのパターンに分かれます。ここが重要で、このあと自動運用でお任せするかしないか、ということになります。第1のパターンは、提示されたポートフォリオの金融商品を口座開設後に自分で購入して完了します。第2のパターンは、口座開設した後の運用、つまり購入や売却(自動リバランスを含む)をお任せする方法です。

後者は、いわゆる「投資一任」と言われるものです。お任せとなる分、運用コストが付きます。これは、今はやりの少額個人投資家向けのファンドラップと仕組みは同じです。違うところは、ネット上で自分がリスク診断を受けて、資産配分と商品を提示してもらい、納得すれば申し込むというものです。金融機関のコンシェルジュと呼ばれるアドバイザーがしてくれるサービスを自分で完了します。

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最終更新:8/3(水) 5:53

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