ここから本文です

王者バルセロナに火種! ブラーボとテア・シュテーゲンの正守護神争い 加熱のあまり移籍志願も

Football ZONE web 8/3(水) 18:42配信

譲れぬ名手の誇り

 スペイン王者バルセロナで守護神の座をめぐる争いが複雑な状況を迎えている。スペイン紙「スポルト」は、ここ2シーズンレギュラーの座をつかむチリ代表GKクラウディオ・ブラーボとカップ戦要員の扱いに不満を抱えるドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンによる両GKの火花散る争いを特集している。

【写真特集】歴代の名手が勢揃い! バルサが売却した「高額移籍金選手トップ10」

 リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールによるMSNトリオのバックアップ確保も難航している中、バルサに新たに問題が浮上している。バルセロナは2人が同時に加入した2014年夏から、基本的にリーグ戦ではブラーボ、カップ戦はテア・シュテーゲンを起用するターンオーバーを採用しているが、両者とも「ナンバー1」の座に強い執念を見せている。

 まず33歳のベテランGKブラーボはクラブの首脳陣に対し、ファーストチョイスでなければ、クラブを去るという意向を語ったとレポートされている。コパ・アメリカで2年連続でチリ体表で優勝した実績に加え、リーグ2連覇を支えた自信と、ベテランとしての意地からバックアッパーの立場は受け入れられないと強気の態度に出ている。

 それに対して、加入から2シーズンでリーグ戦出場7試合のみのテア・シュテーゲンも出場機会に飢え、プレミア移籍の可能性を示唆している。14-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグは全13試合にフル出場して優勝に貢献したが、やはりリーグ戦での出番がない現状に満足はしていない。ペップ・グアルディオラ元監督のマンチェスター・シティからビッグオファーが届いていることを主張し、第2GKの状況が変わらないのであれば、移籍も辞さない考えを明かしている。

バルサは移籍金満額なら放出容認の姿勢

 2人の要求を受けたバルサの答えはいずれにしても、「出て行きたければ、放出条項にある金額を支払え」というもの。その金額は、33歳のブラーボが4000万ユーロ(約45億円)、24歳と若いテア・シュテーゲンがその倍の8000万ユーロ(約90億円)となっている。

 資金力に優れるシティなどのビッグクラブであれば決して支払えない金額ではないが、特にテア・シュテーゲンの8000万ユーロはかつてユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが記録したGK歴代最高額の移籍金5420万ユーロ(約60億円)を遥かに超える金額。両者とも実質的に“売却不可能”な状況であることを意味している。

 注目は14日に行われるスペイン・スーパーカップのファーストレグのセビージャ戦に注がれる。今季最初の公式戦でルイス・エンリケ監督がどのような起用法を見せるのか、2人の名手の命運を分けるかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/3(水) 18:42

Football ZONE web