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夏に強い筒香嘉智、三冠王争いへ参戦。山田哲人とデッドヒートの始まり

ベースボールチャンネル 8/4(木) 11:00配信

筒香進化の証明は「対右投手」

 ヤクルトの山田哲人の三冠王に注目が集まるなか、7月に爆発的な打棒を見せたのが横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智だ。

 8月2日試合終了時点で、打率は.332で山田と2厘差の3位、本塁打は32本で山田に2本差をつけた。打点は75で山田と2点差の3位。筒香にも三冠王の可能性が出てきたのだ。

 7月はNPB記録となる6回のマルチホームランを含む16本塁打。これはNPB歴代2位タイの記録だ。NPBでは月間15本塁打以上を記録した選手は11人いる。

 この記録の大部分は1970~80年代のもの。当時の球場は両翼90m、中堅110m程度で、狭い球場で記録されている。現在の球場は両翼100m、中堅120mが標準。21世紀に入って3人が記録したが、これらは特に高く評価されるべきだろう。

 筒香はこの顔ぶれの中では1994年の江藤智に次いで若い。今後、NPBのいろいろな記録を更新する可能性もあるだろう。

 さて今年の筒香は「右投手に強い」という大きな特徴がある。
 年度ごとの左右投手別打撃成績を見てみる。

 左打者である筒香は、左投手を苦にしなくなったことで、レギュラーの座を得た。松井秀喜やイチローなど優れた左打者は左投手を苦にしないものだ。

 しかし、野球界では右投手が圧倒的に多い。左投手を苦にしないのはいいが、右投手をしっかり打ち込まないと成績は上がってこない。

 筒香はこれまで、右投手から3割を打ったことがなかったが一転し、今シーズンは.361と打ちまくっている。
 対戦数の多い右投手から本塁打を荒稼ぎしていることがわかる。この2年ほどで一気に才能を開花させたが、数字が示すように確実に進化を遂げている。

8月男は、今年も健在か?

 そんな筒香が規定打席に到達したのは4回。サンプルとしては少ないがキャリアの月別打撃成績をまとめてみると、「夏に強い」選手の傾向が見える。

 7月の数字は、今シーズンの月間成績が大きく影響して、伸びているが、もともとややスロースターターで、気温が上がってくると成績が伸びる選手。暑い夏に調子を上げてくるので、故障さえなければ8月も大いに期待できるだろう。

 実は8月の筒香に期待できるのは、もう一つのデータが裏付けとなっている。

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最終更新:8/4(木) 11:00

ベースボールチャンネル

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