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オリンピックを100倍楽しむためのトリビア【競泳】

エイ出版社 8/4(木) 17:20配信

競泳にまつわるトリビアをいくつかご紹介

2016年8月5日には、いよいよリオデジャネイロオリンピックが開幕する。4年に一度のスポーツの祭典を楽しみにしていた方も多いことだろう。28競技306種目の中でも、特に注目を集めるものに競泳がある。誰もが一度はプールで泳いだことがあり、そのなじみ深さも人気の理由なのかもしれない。ここでは競泳にまつわるトリビアをいくつかご紹介しよう!

第1回アテネ・オリンピックの自由形は平泳ぎだった

自由形の試合を観ていると、みんなクロールで泳いでいる。ならば、『クロール』という種目にすればいいと思ったことはないだろうか? なぜ『クロール』はないのだろう? そのなぞを解くには、競泳の歴史を紐解かねばならない。

実は、もともと水泳競技は自由形だけであった。1896年の第1回アテネ・オリンピックでも実施されたのは自由形だけ。速く泳げれば、泳法は何でもよかったのだ。そして、当時主流だった泳法は平泳ぎであった。一応、背泳ぎはあったが、まだクロールの普及前であり、泳ぐときに両手を別々に使う概念は少なく、背泳ぎも平泳ぎを裏返しにしたようなものだった。そのため、第1回アテネ・オリンピックの自由形は平泳ぎで行われた。

なお、第2回のパリ・オリンピックでは、この背泳ぎも種目として採用されている。このころには、新泳法としてクロールが登場。自由形は一気にクロール一色になっていく。このため、第3回のセントルイス・オリンピックから、平泳ぎに優れた選手の活躍の場を作るべく、平泳ぎが単独の種目として独立した。

さらに、平泳ぎの規定は『うつぶせで左右対称に手足を動かす』ことだったので、平泳ぎでバタフライをする選手が出現した。そして平泳ぎ界はこれに染まっていった。これでは平泳ぎという種目がなくなってしまうと危惧され、次のメルボルン・オリンピックからバタフライが新種目として独立。ここにきて、自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライという、今の4種目ができあがったのだ。つまり、今後、クロールを超える泳法がもし発明されれば、そちらが自由形の主流になり、『クロール』という種目が生まれる可能性はある。

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最終更新:8/4(木) 17:20

エイ出版社