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【リオ五輪】ナイジェリアを徹底分析!手倉森ジャパンが"勝つ"ための3つのポイントとは?

SOCCER DIGEST Web 8/4(木) 17:00配信

高い位置からプレッシャーをかけて、展開力を限定するのが理想だ。

【ナイジェリア】グループリーグ第1戦 8月5日/10時(日本時間) @マナウス

<ナイジェリア戦の3つのポイント>
Check 1 〝規格外〞のFWサディクへの徹底したチャレンジ&カバー
Check 2 攻撃の起点となる司令塔ミケルから目を離すな!
Check 3 身体能力は高いが経験不足の若いCBに狙いを定める

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 この年代を引っ張ってきたイヘアナチョ(FW/マンチェスター・C)やイウォビ(FW/アーセナル)などが、所属クラブの招集拒否によって参加できず、オーバーエイジ(以下OA)でA代表の重鎮であるMFミケルや守護神アクペイをメンバーに加えたとはいえ、10代の選手が5人と、U-23代表としても非常に若いチーム構成となった。

 もともと高い個人能力を前面に押し出すスタイルのナイジェリアだが、日本が彼らと戦うのは大会の初戦。連係不足や経験不足につけ込む余地は大いにあるはずだ。
 
 相手の攻撃で最も注意したいのは、1トップを務めるサディク。セリエAのローマに所属する大型FW(192センチ)は、空中戦と縦ヘのドリブルで〝規格外〞の身体能力を見せつける。

 対人戦で植田にかかる期待は大きいが、とはいえすべてのコンタクトプレーに勝利するのは難しそうだ。パートナーの塩谷、あるいは岩波がしっかりとカバーするのはもちろん、ポストプレーに対してはボランチの遠藤が縦に挟み込むことで自由を奪いたい。
  
 そのサディクを含めたアタッカー陣にパスを供給し、攻撃の起点となるのがミケルだ。チェルシーでは守備的なイメージが強いものの、A代表では絶対的な司令塔として君臨しており、この五輪代表チームでもボランチのポジションからゲームを組み立てるに違いない。

 高い位置からプレッシャーをかけて、その展開力を限定するのが理想だが、引いて守る時間帯でも2トップの一方がチェックに行くなど、とにかくフリーにさせないよう心掛けたい。
 
 守備面でもやはり高い身体能力が強みとなるが、ディフェンスラインはA代表にも名を連ねるエコングを除けば経験値が低く、連係面の不安も小さくない。彼らが日本のアタッカーの対応に慣れる前に、積極的な仕掛けで先制点を取りに行くべきで、18歳のエムリヤや17歳のウドといった若い選手に狙いを定めてもいいだろう。

 また、膠着した状況で試合終盤を迎えた場合、例えばスピードのある浅野など、リズムに変化を生み出せる選手をタイミング良くピッチに送り込めるかどうかも、重要なポイントになりそうだ。

 ナイジェリアのメンバーは以下のとおり。
【GK】
1 ダニエル・アクペイ(チッパ・ユナイテッド/南アフリカ)※OA、A代表
18 エマニュエル・ダニエル(エヌグ・レンジャース)

【DF】
2 ムエンフ・シンセレ(ラプソディFC)
3 キングスレー・マドゥ(トレンチーン/スロバキア)※A代表
4 アブドゥラヒ・シェフ(ウニオン・マデイラ/ポルトガル)※A代表
5 サタデー・エリムヤ(エルジエススポル/トルコ)
6 ウィリアム・エコング(ハウゲスン/ノルウェー)※A代表
15 エンディフレケ・ウド(アビア・ウォリアーズ)
16 スタンレー・アムジー(オリャネンセ/ポルトガル)※A代表

【MF】
8 オグヘネカロ・エテボ(フェイレンセ/ポルトガル)※A代表
10 ジョン・オビ・ミケル(チェルシー/イングランド)※OA、A代表
12 ポポラ・サリウ(セレイン・ユナイテッド/ベルギー)
14 オケチュクゥ・アズバイケ(マラチャスポル/トルコ)※A代表
17 ウスマン・ムハンメド(ウニオン・マデイラ/ポルトガル)※OA

【FW】
7 アミヌ・ウマール(オスマンルスポル/トルコ)※A代表
9 イモー・エゼキエル(アル・アラビ/カタール)※A代表
11 オルフェミ・アジャイー(スファクシャン/チュニジア)
13 サディク・ウマール(ローマ/イタリア)

文:河治良幸(サッカージャーナリスト)

最終更新:8/4(木) 18:37

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