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田原総一朗「猪瀬さんや舛添さんは東京の将来像について具体的なビジョンを持っていたし、実務としても進めていた」

BEST TIMES 8/5(金) 6:00配信

『変貌する自民党の正体』(ベスト新書)を上梓。常に第一線のジャーナリストとして活躍したきた田原総一朗氏に話を聞いた。

 Q5.都知事選は、二代続けて「政治とカネ」の問題を受けてのものでしたが? 

  カネの問題は別として、猪瀬さんや舛添さんのほうが東京の将来像について具体的なビジョンを持っていたし、実務としても進めていた。
 猪瀬さんが徳洲会から借りた金だって、彼はすぐに返そうとしていた。ところが、相手側のスキャンダルが発覚し、身動きが取れなくなって返せなかったんだ。だから、今でも 辞任するようなことではなかったと思っています。

◆都政に対する抱負や主張といったものが薄かった都知事選

 小泉政権下では道路公団民営化に手腕を発揮したし。副知事時代には東日本大震災を機に、東京天然ガス発電所プロジェクトや東京電力の改革、都営地下鉄と東京メトロの一体化など、多くの方策を推進しました。知事になってからは、東京オリンピック・パラリンピックの具体的なビジョンを打ち出し、招致も成功させたしね。東京に対する抱負を持っていた。猪瀬都政はわかりやすかった。
 舛添さんは、東京都の官僚の政策にうまく乗ろうとしたんでしょうね。彼が立候補した時、僕は前後に他の候補も全員インタビューしたけど、都政に対する具体的な抱負を持っていたのは舛添さんだけだった。そして、自分の信念を実現させたいという気持ちが一番強かった。
 それがああいうお金の使い方で辞めることになったのは、残念だとは思う。
 今となっては小池百合子さんが、初の女性都知事として当選した後だから、話は前後してしまうけど、今回の都知事選挙では、本当に有力候補御三方の立候補時の都政に対する抱負や主張といったものが薄かったと思います。


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明日の第六回の質問は「天皇陛下の「生前退位」の話題についていかがお考えですか」です。

取材・文 松尾直俊/写真 能川拓也

最終更新:8/5(金) 6:00

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