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ニューバランスのキーパーソンが語る「僕とボストンとニューバランス」

GQ JAPAN 8/5(金) 13:01配信

今から110年前、米ボストンの地にニューバランスが誕生した。ファッション性と機能性を兼ね備えたランニングシューズで世界中にファンをもつ会社になった今でも、地元との関係は特別なものだという。

【ニューバランスの新本社 その他画像】

2016年4月、『GQ JAPAN』はボストンを訪ね、ニューバランスのライフスタイル部門のストラテジック・ビジネス・ユニット・マネージャー(Strategic Business Unit Manager)を務めるクリス・デイヴィス氏にインタビューした。

ニューバランスの新モデルや他の企業とのコラボシューズなど、クリスが考案して人気を博した企画。だから、彼の考えを知ることは、世界中で人気を得る秘訣を知ることにつながる。

そう考えてクリスに会ったのだが、話はニューバランス生誕の地、ボストンの文化から始まった。

ボストンの背景と人、それにブランドが歩んできた歴史を踏まえて、現在のニューバランスがある。ボストン人しか見抜けない、ニューバランスの魅力をクリスさんに教えてもらった。

──クリスさんはボストンで生まれ育ったのですか?

そうです。子どもの頃からスポーツが大好きで、アメフト、サッカー、バスケ、陸上、ラクロス、スキーと、なんでもやりました。とくにスキーが好きなので、洋服やライフスタイルに対する興味も、スキーがきっかけだったんです。

──やはり子どもの頃からニューバランスを履いていたのですか?

僕はまさにニューバランスを履いて育ちました。だからこそ、ブランドに強い愛着があるんです。ボストンの人の多くがそうなんじゃないかな。ニューバランスはタイムレスなブランドなので、セクシーなんですよね。

──ニューバランスはボストンの人々に愛されているんですね。

その通り。ボストンに住む人は、ニューバランスのことを誇りに思っています。同時に、ニューバランスはボストンで社会貢献活動にも取り組んでいます。地域の学校や病院、子どもたちへの支援活動をたくさん展開しているんですよ。社会の発展に積極的に関与しているから、ボストンの人々に愛されているんでしょうね。

──ニューバランスのシューズにはネイビー、グレー、ボルドーがよく使われます。なぜこれらの色がメインカラーなのですか?

この三色を採用した理由は、街中で走っているうちにシューズが汚れても、それを見せないように、そして街で履いてもカッコイイシューズにするためだったんです。

1970~80年代のランニングシューズは、明るい色が主流でした。そして走る場所も郊外が主でした。ニューバランスはその常識を打ち破ろうとしたんです。街中で走っても違和感のない、むしろ街を走ってみんなに見てもらいたいような、ファッショナブルなシューズを提案したかったんです。

当時はこの三色を使ったランニングシューズがあまりありませんでした。私たちがこれらの色をランニングシューズに導入したんです。ですから、ネイビーとグレー、ボルドーは“ニューバランス カラー”と呼んでも過言ではありませんね。

──ボルドーは、ハーバード大学のキーカラーに似ていますよね。同大にインスパイアされたんですか?

ボルドーカラーを見ると、ハーバードやボストンに関するさまざまな物事が思い出されます。とくにボストンの人はそうでしょうね。だから、ボルドーは私たちにとって特別な色なんです。

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最終更新:8/5(金) 13:01

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