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フジテレビ「営業部長 吉良奈津子」 視聴率低迷は葛藤の無い主人公が原因?(朝生容子 キャリアコンサルタント・産業カウンセラー)

シェアーズカフェ・オンライン 8/5(金) 5:32配信

今クールからフジテレビで始まった「営業部長 吉良奈津子」。これまでドラマであまり取り上げられなかった育休明けのフルタイム勤務のワーキングマザーが主人公で、かつ、これまで数々の大ヒットドラマの実績もある松嶋菜々子さんが主演ということで、スタート前から注目されていました。

しかし視聴率は第1回こそ10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタを達成したものの、第2回は7.7%に急降下してしまったそうです。どのあたりに問題があるのでしょうか?「働く女性」の観点から分析してみます。

■育休復帰後の両立への奮闘がテーマ
「営業部長 吉良奈津子」とは、どんな番組なのでしょうか。フジテレビの公式ウェブサイトの「とれたてフジテレビ」の情報から番組紹介を引用します。(※[]内は、筆者の補足)

“ドラマは、売れっ子CD[クリエイティブ・ディレクター]として活躍してきた主人公・吉良奈津子(松嶋)が、40歳手前で結婚し、出産と育児休暇を経て、3年ぶりに職場復帰したことをきっかけに、次から次へと勃発していく問題に正面から向き合いながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘していく姿を描く“女の戦いと再生”の物語。いわば、“産後復帰した女性が働く”ということを真っすぐに描いた作品。“
つまり、ワーキングマザーの仕事と家庭の両立がテーマなのです。


もう少し、主人公の置かれた状況について補足しましょう。奈津子は自分の仕事の能力に自信があり、3年間の育休を経ても、元のクリエイティブ・ディレクターとして復帰すると信じていました。しかし実際には、「3年もブランクのあるものを受け入れる土壌はない」と言われ、経験のない「営業部長」を命ぜられます。その部門のミッションは新規開拓ですが、今までさしたる実績はあがっていません。配属されている社員も曲者ばかり。

家庭では、夏子が働くことに反対の義母や、協力的ではあるものの仕事に邁進する彼女の姿勢に一言言わずにいられない夫についイラッとさせられます。今後はさらに、どこか言動が怪しいベビーシッターなどの問題にもぶつかることになるようです。

一方、「女は3年も休めていいね」と男性から揶揄されたり、独身の派遣社員の女性から「何もかも手に入れようとする女がいや」と反感を買ったりする職場の様子も描かれます。こうしたエピソードは、育休から復帰した女性なら、「あるある」と思わず頷いてしまうのではないでしょうか。

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最終更新:8/5(金) 5:32

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