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今、ハワイの新潮流レストランが熱い ダウンタウンのベトナミーズへ急げ!

CREA WEB 2016/8/5(金) 12:01配信

vol.12 ハワイ (1)
地元ビジネスマンからも人気のレストラン

 ハワイの食シーンは、変わってきている。

 今までは「ロコモコ」に代表されるように、大味、大盛り、アバウトな料理が多い土地柄で、繊細な飯は難しく、美食のイメージとほど遠かった。

 しかし1980年代後半頃から、CIA(カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ:アメリカ最高峰の料理学校)卒のロイ・ヤマグチ氏が店を出し、 アラン・ウォンズ氏も出店。フレンチにハワイアンテイストを加えた“パシフィック・リム・キュイジーヌ”がもてはやされるようになる。

 本土からの裕福な旅行者が絶賛し、従来の店より高価ながら繁盛し、彼らの作る料理が、農家や牧場での野菜や牛の育て方を変え、良質な野菜や牛肉、豚肉を生むようになっていったのだ。

 この80年代の変革がハワイ料理界の第一次新潮流だが、その後、2010年頃から第二次新潮流が生まれる。

 先のCIA出身の若いシェフや「アラン・ウォンズ」出身のシェフたちが新たな料理店を出し、人気を得始めている。そういった店は、観光客相手だけではなく、地元の30~40代のビジネスマンがこぞって出かけているようなのである。

 そんな一軒が、ダウンタウンの「ザ・ピッグ&ザ・レディー」だ。

 モダンベトナム料理をうたい、倉庫を改造した100人は入る客席は、常に満席。昼夜ともに行列ができている。

 店名にちなんだ様々な豚の人形が置かれ、ベトナムの写真が飾られ、吊るした枯れ木や鳥かごのようなランプシェイドなどが配され、その自由な雑多さにセンスがあって、人々を惹きつける。

 並んでいるとおそらく地元の女性と思われる人が話しかけてきて、「ここはおいしいよ」と、自分のことのように自慢した。

新しい提案の食べ方がクセになる

 料理は、定番のベトナム料理が並んでいるが、どれも様々なアイデアが凝らされて楽しい。

 例えばおなじみの牛肉スープ麺の「フォーヴォー」は、スモークベーコン、12時間ローストした牛肉、葱、エシャロットの素揚げを乗せた「P&Lフォー」という変わったスタイルに変わり、食べれば複雑味がありながら、調和がとれていて、実においしい。出汁にも、丁寧な仕事が感じられる滋味がある。

 新しい食べ方も提案する。例えば、塩漬け卵、揚げエシャロット、ローストピーナッツ、ガーリックチャイブとともに牛のフォー汁で食べる「フォーつけ麺」や、様々な食感や香りが口のなかで素敵なハーモニーを生んで、思わず顔が崩れる「ベトナム風和え麺」。

 フランスパンに牛肉やソーセージ、野菜類、タイバジルなどを挟んだ、おなじみのサンドイッチ「バインミー」は、フォーのスープにつけて食べる。この「フォー・フレンチディップ・バインミー」、スープの旨味を染み込んで、クニャリとなった頃合いが妙にうまく、クセになる。

 そして、いずれもハワイ産のブランド豚と牛肉を使っている。

 デザートもユニークで、ミクソロジーカクテルも多く用意されている。店員もフレンドリーで、実に心弾む空間である。

 次回はもう一軒、同じダウンタウンにある「グロンディン フレンチ・ラテン・キッチン」を紹介したい。

THE PIG AND THE LADY(ザ・ピッグ&ザ・レディー)
所在地 83 North King St., Honolulu, HI
電話番号 808-585-8255
営業時間 ランチ 10:30~14:00(火~金曜)/ブランチ10:30~15:00(土曜)/ディナー17:30~22:00
定休日 日曜
URL http://thepigandthelady.com/

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最終更新:2016/8/5(金) 12:01

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