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ケンコバが「すべらない話」放送11年を振り返る

Smartザテレビジョン 8/6(土) 12:00配信

ことし7月で30回目の放送を迎えた「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)から、記念盤のオールタイムベストDVD(2枚組)が発売された。

【写真を見る】ケンドーコバヤシのMVSは、木村祐一の「大山のぶ代」

これまでの11年間で語られた“すべらない話”の中から、9人のプレーヤーがセレクトしたもう一度見たい話、全40話を収録。深夜時代からゴールデンタイム、プライムタイムまで、お互いが目の当りにし、記憶に残った“すべらない話”をまとめたベスト盤となっている。

セレクトするメンバーは、番組の主宰である松本人志をはじめ、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、星田英利、河本準一(次長課長)、ケンド―コバヤシ、兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊、そして木村祐一。

今回、DVDのリリースを記念し、プレーヤーの一人であるケンドーコバヤシに話を聞いた。

――放送30回を振り返ってみていかがですか?

振り返ってみれば、本当に紆余(うよ)曲折ありました。「これ、いつまで話が持つんやろう」っていう不安が出演者全員によぎるんです。いつもはタクシーで行くところを電車に変えてみたり、なじみの飲み屋さんをやめて新しい店に飛び込んでみたり…意外と世の中何も起こらへんことを実感しましたね。

(宮川)大輔さんなんかは、ずっと東京におったのに暇があったら京都に帰るようになりましたからね(笑)。昔の同級生としゃべりに。

――ネタを仕入れるためにしていることはありますか?

そういうのはやめました。最初はそういう気持ちで一歩外に出ていたんですけど、「しゃあないな」と。

一時、歌舞伎町とか歩いて、やばそうな人の後ろを付いて行ったりしてましたけどね(笑)。逆に向こうが気味悪がって距離取るみたいな珍現象が起こってました。

――ネタはどう記憶にとどめていますか?

恥かしい話なんですけど、仲のいいマスターがいる店に行って、マスターに一回しゃべっておくんですよ。自分の脳にも入るし、「あ、そろそろ収録やな」っていう時にマスターのところ行って「何か俺言ってたよね?」「ああ、そういえば何か言ってましたね」みたいな(確認できる)人はいますね、僕。

大体、収録までに1年とか半年空いちゃうんでね。僕、メモを取る癖がないんですよ。ほんまに刑事とかだったら終わってましたね(笑)。

――この番組に出て後輩からネタを売り込まれたりしましたか?

そういう時期もありましたね。でも、なんか、僕だけが思っていることかもしれないですけど「俺は、目の前の刺身を真剣に食いたいんや」っていう。「鮮度のあるうちに食わなあかんものを、何でおまえのオチ聞くまで待たなあかんねん!」っていう(笑)。なので、お笑い界の後輩たちの中では、かなりよくない先輩だと思います。

――近年では、芸人さん以外の方もプレーヤーとして登場されていますが、どのように感じていらっしゃいますか?

前回、30回目の放送の時に古舘(伊知郎)さんが出演されてたじゃないですか。僕は本当に視聴者の方にも、共演している方たちにも悪いなと思ったんですけど、古舘さんのプロレスの話めちゃめちゃ聞きたかったんです。

浅草キッドの(水道橋)博士にも、「ケンコバ、おまえ、古舘さんのプロレスの話の時うっとりしてたぞ」って言われて、確かに僕めっちゃうっとり聞いてたんですよ。でも、プロレスの話1個しかされてなくて…。普通に「プロレスの当時の今だから言える話」っていう番組やってくれへんかなって思いました。

――この番組に出演するようになってからケンコバさんの中で変化はありましたか?

すごく困ったことはありますね。営業とか行くと、司会者の方に「じゃあ最後に一つ“すべらない話”いいですかね?」って言われるんですけど、しゃべりにくいなって思ったことは何回かありましたね。これは全国の営業で活躍されている地方のMCの方にぜひ注意を喚起したいですね。「そのフリはやめてくれ」と(笑)。

――ケンコバさんのお話の中で今回のDVDに収めたかったものは何ですか?

僕が最初に(番組に)出させてもらった時に、「希望総連おじさん」という話をしたんですけど、それは地元が本当に沸いたというか、初めて自分の地元の活性に役立てたかなっていう感じがしましたね。その公園で写真を撮るのがはやったりしたので。

――他のプレーヤーの方のお話で「この話は」と推したものはありますか?

好きなのは、キム兄の「大山のぶ代さんがペペロンチーノをオーダーしていた」という話が僕はすごく好きなんです。本当に短い話なんですけど、あれはすごい好きですね。

――番組で共演されている人の中で「この人、本当にネタの引き出しが豊富だな」と感心してしまう方はいらっしゃいますか?

やっぱり松本(人志)さんですかね。「次サイコロが回ってきたらもうないよなあ…」みたいな空気を僕は松本さんから感じたことないな。

僕なんか結構ありますからね。「ああ、次サイコロ回ってきたらもうしゃべることないな。どうしよう」みたいな。それで、無事に回ってこないで終わることも何回かありましたね。まあ、逆もありますけどね。「あと二回は回っててきてほしい。この話はしたい」みたいな時も。

でもなんか、その時逃がした話を、次のまた半年後とかの収録で「あれしゃべってへんな」って思っても、自分の中で旬が過ぎたと思って誰にも話さないエピソードもありますしね。不思議なもんですね。

――いつか、この人の“すべらない話”を聞いてみたいと思う人はいますか?

僕、ちっちゃい時からよく野口五郎さんで笑ってたんですよ。「カックラキン大放送!!」(日本テレビ)の「刑事ゴロンボ」とか、ボケもツッコミも面白かった印象があるんです。なので、野口五郎さんのお話とか聞いてみたいですね。コンサートのMCで話す、鉄板の面白い話とかあると思いますしね。

――これまでの放送の中で、「実はすべっていた話」みたいなものはありますか?

小杉(竜一)が(出演した時)すごいすべったんですよ。それ以降、ブラマヨの小杉は、エピソードトークをするのをやめたらしいですよ(笑)。そういう時は苦笑いするしかないですね。

でも、小杉自身が「ああ、すべった」みたいな顔したんでその顔に笑いましたけどね。

――収録現場で「すべらない話」ならではの緊張感などはありますか?

僕自身はあまり感じない方ですね。リラックスしてるってわけじゃないですけど、元々ギャンブル的な空気が好きなんで、あのセットは落ち着きます。

――「すべらない話」の収録間近では、他のトーク番組でのトークを控えたりしますか?

これが本当に「うまい巡り合わせになってるな」というか…そういったトーク番組が増えるんですよなぜか。「ここで使ったら(「すべらない話」で)言いにくくなるな」と思うんですけど、おろそかにするわけにはいかないですから、しゃべっちゃうんですよね。どういう星の巡りなのか、そういうのことは多いですね。やっぱり仕事に優劣なんてないですからね。

最終更新:8/6(土) 12:00

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