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映画『ファインディング・ドリー』で実践された、ピクサー最新の画づくり

CGWORLD.jp 2016/8/6(土) 12:10配信

2016年7月24日(日)から7月28日(木)までの5日間にわたり、アナハイムで「SIGGRAPH 2016」が開催された。SIGGRAPHの数ある講演の中でも、VFX制作者にとって非常に興味深いのがProduction Sessionだろう。ここではハリウッド映画の最先端VFXメイキングが、VFXスーパーバイザーをはじめとする中核スタッフたちによって惜しげもなく披露される。本稿では、7月27日(水)に行われたUnder the Sea -- The Making of “Finding Dory“をふりかえる。

<1>RenderManのメジャーデートと「USD」の公開

Production Session「Under the Sea -- The Making of “Finding Dory“」では、ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』にてプロダクション・デザイナーを務めたスティーブ・ピルシェア/Steve Pilcher氏やスーパーバイジング・テクニカルディレクターのジョン・ハルステッド/John Halstead氏ら6名が登壇。本作の画づくりについて、アートとテクノロジーの両面から幅広く紹介した。

本作の技術面における目標は下記の4点だったという。

1.より良いストーリーの作品を生み出すためのツール開発
2.RenderManによる、さらに一歩進んだ反射&屈折の表現
3.USD(Universal Scene Description)の実用化
4.KATANA向けUSDプラグインによる、シェーディングならびにライティング作業の効率化

これらの目標を実現させるにあたっては、RenderMan KATANA、USDの3つを主軸とした新たなパイプラインが構築されたそうだ。なお、「USD」とは、SIGGRAPH 2016にて、ピクサーが新たに公開したオープンソースによるシーングラフのライブラリである。手島孝人氏がQiitaにて日本語による紹介記事を公開しているので、詳しくはそちらを参照してもらいたい。

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最終更新:2016/8/6(土) 12:10

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