ここから本文です

浦和の柏木がJ1通算300試合出場を達成 実質9年の道のりを振り返り「今が一番いい時期」

Football ZONE web 8/7(日) 8:16配信

4-1勝利の湘南戦で達成 充実した時を過ごす左利きの司令塔

 浦和レッズの“走るファンタジスタ”こと日本代表MF柏木陽介が、6日のJ1セカンドステージ第7節の湘南戦でJ1通算300試合出場を達成した。サンフレッチェ広島時代の2006年7月22日のジェフ千葉戦で初出場して以来ほぼ10年、08年に広島がJ2でプレーしたため、実質的には約9シーズンでの達成となった。試合は浦和が4-1で快勝を飾っている。

【写真一覧】欧州サッカーを彩る美女サポーター特集 あのスター選手の美人妻やガールフレンドも…

「もう300試合もやったんかという感じで。いろいろな人に支えられて、自分がダメな時も使ってくれて。チームメートもそうだし、いろいろな人のおかげでここまで来たので、感謝の気持ちを持ってこれからも続けたい。理想は500試合を目指せたらいいけど、試合数よりもチームの一員として特別な結果を残すことが大事なことなので、これに慢心せずにやりたい」

 試合後に柏木はこう語った。この日はボランチで先発出場し、後半17分過ぎからは2シャドーの一角でプレーした。試合中に足の裏の皮膚が剥けてしまうアクシデントがあり、さらにはチームが交代枠をすべて使ってしまったために、激痛に耐えながらプレーしていたという。試合終了のホイッスルが鳴った直後にはピッチに倒れ込み、記念すべきゲームで一部サポーターの元へ挨拶にも行くことができなかったが、勝利の瞬間までを耐え抜いたところが限界だったという。

 柏木はデビューからを振り返り、300試合をプレーしてきて今が最も良い時期だと感じているという。

J1通算50ゴール達成も目前に…

「あんまり覚えていないからね。自分が良いプレーをした時より、ミスをした時の方が覚えているもので、あまり良いイメージの試合はないかな。150試合くらいは良くて、100試合くらい悪くて、50試合くらい普通だったかなと思う。生き生きサッカーしている時間が自分の良さを引き出してくれていると、ここ最近は常に感じているし、今はすごく楽しんでやれていて、余裕もあって、守備も頑張れる。決定的なパスやシュートまで行けるシーンも増えて、今が一番いいんじゃないかなと思う」

 そして、今オフに結婚した柏木は「今日が300試合だから珍しく見に行きたいと言って、一番前の席をプレゼントした。その300試合で50ゴール目を決められたら最高だったけどね」と話した。J1通算得点は49ゴールと、こちらも記念のゴール数に迫っていたが惜しくも達成できず、次戦以降へ持ち越しとなった。

 柏木は、浦和でもチームメートの槙野智章などと“調子乗り世代”と呼ばれ、若くして日本代表の将来を背負うと期待されたが、なかなか代表チームには定着できずに年月が流れた。しかし、精神的にも安定してきた今、バヒド・ハリルホジッチ監督の信頼をつかみ日本代表に定着している。自身が「夢」と語るワールドカップ出場も、手の届く現実的なターゲットになりつつある。

 28歳を迎え選手として最も充実した時期を過ごしている柏木は、節目のゲームを勝利で飾った。そして、これからもピッチ上を走り回り、その左足から見るものを唸らせるようなボールを放ち続けるはずだ。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:8/7(日) 8:16

Football ZONE web