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【リオ五輪】負けず嫌いの10番・中島が求めるのはゴール。「自分がどれだけ多くボールを受けて、チャンスを作れるか」

SOCCER DIGEST Web 8/7(日) 7:00配信

「気持ちも大事だし、身体の強さも大事。僕はそのために鍛えて来た」

「勝てた試合だし、もったいなかった」
 
 ナイジェリア戦から一夜明けた8月5日、中島翔哉は予想外の打ち合いとなった一戦をそう評した。同日、練習前にはミーティングが行なわれ、ゲームのビデオを見て、チームだけでなく、選手同士でも修正点を確認し合ったという。
 
「あんなにポンポン点を入れられることはこれまでなかった。ミスも重なっていて、もったいない失点が多かった。しっかりと修正しないといけないし、それできなければ敗退が決まると思います。チームみんなで守ることも必要なので、ちゃんとその現実を自覚して、少ない時間のなかで、そのために必要なことはお互い話し合って、成長して、次の試合に臨みたいです」
 
 中島が「次はもっとレベルの高い相手なのでより厳しくなる」と警戒するコロンビアは、技術と組織力が融合したチーム。日本としては勝点3がマストだが、一筋縄ではいかないだろう。
 
「オリンピックの出場国の中で、ブラジルほど強いチームはいない。ナイジェリアは強いとは思わなかったけど、コロンビアは南米のチームなので組織としてのまとまりもあるし、個人の能力も高い。ブラジル同様、前を向かせたらシュートを打ちに来るかなと。逆に、僕らの攻撃としてはそんな簡単に点は取れないでしょう。より厳しい戦いになると思います」
 
 中島自身、ナイジェリア戦でシュート1本に終わった。興梠慎三、南野拓実、浅野拓磨、鈴木武蔵と大半の攻撃的な選手がゴールを挙げた状況に、負けず嫌いなエースナンバー10が黙っているはずがない。よりボールを多く受けるための工夫として、「周囲への声出し」「動きの質の向上」「球際」を挙げた。
 
「気持ちも大事だし、身体の強さも大事。僕はそのために鍛えて来たので。個人としても、チームとしても、もっとゴールに向かいたい。誰が点を取ってもいいので、攻撃の選手はよりゴールを取れるようにする必要がある。自分がどれだけ多くボールを受けて、チャンスを作れるか。動きの質を上げるだけじゃなく、(ピッチで)声が通るならどんどんしゃべって(パスを)出してもらいたいなと思います」
 
 右膝靭帯損傷を乗り越え、リオ五輪に間に合わせた努力の日々を無駄にしないためにも、中島には意地を見せてもらいたい。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

【リオ五輪PHOTO】ナイジェリア戦から一夜明けた選手の表情

最終更新:8/7(日) 7:00

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