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ナポレオンを生んだワイン銘醸地の島 コルシカが育む珠玉の一本を選ぶには?

CREA WEB 2016/8/7(日) 12:01配信

 地中海で「美の島」と呼ばれるコルシカ島と、カンヌ沖合に浮かぶレランス諸島の小島サントノラ島。フランスのワインでありながら、表舞台にはあまり登場することがないこれらのワインの産地を、食とともに訪ねます。

自然と歴史が織りなすコルシカ文化を訪ねて

 ワインの本場フランスには、ご存じのとおりいくつものワイン産地があります。祝いの席の定番シャンパーニュ、ブルゴーニュとボルドーという2大銘醸地のほか、美しい古城が点在することで知られるロワール、ドイツと国境を接するアルザス、南フランスのプロヴァンスなど、皆さんもどれか一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。

 それが「コルシカ」となるとどうでしょう? フランスワインの専門書をひらけば、ワイン産地として必ず紹介される地名でありながら、日本国内でコルシカ島産のワインが店頭に並ぶことはあまりなく、レストランのワインリストに載ることも少ないのです。

 パリ・オルリー空港からコルシカ島までは約1時間半のフライト。首府アジャクシオへは1日5便、トップシーズンの夏には8便に増便します。フランスワインの銘醸地でありながら、あまり日本では知られていない、コルシカワインの生産地を訪ねる旅も楽しいものです。

 フランス南部、コート・ダジュールから約200kmの沖合に浮かぶコルシカ島。「イル・ド・ボーテ(美の島)」と称されるこの島は、地理的にはイタリアに近く、中世にはイタリア半島のピサやジェノヴァの支配下にあったこともあり、パリやプロヴァンスといったエリアでは感じることができない、独特の文化が現在も息づいています。

 そんなコルシカ島のワイン巡りで外せないのは、かの英雄ナポレオンの生誕地「アジャクシオ」でしょう。

ナポレオン生誕地のアジャクシオはワインの銘醸地

 コルシカ島では、紀元前6世紀頃にギリシャからやって来たフォカイア人によってブドウ栽培が行われ、その後ワイン造りが始まりました。フランスでもっとも古いワイン産地と言われています。島内にはいくつかワイン産地がありますが、なかでも島中央部の西海岸にあるアジャクシオは日照時間が長く、ブドウ栽培に適しています。

 そしてもうひとつ、この地を有名にしているのは、1769年、かのフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが生を受けたところだということ。ボナパルト家は、そう裕福ではなかったため、農業が大事な収入源でした。麦、オリーブ、ブドウを育てていて、ワインを造っていたこともあるそうです。

 ワイナリー巡りの前に、市内のナポレオンゆかりの観光スポットを訪れるのもおすすめです。生家、洗礼を受けた大聖堂、美術愛好家が所有していた絵画を愉しめるフェッシュ美術館などが、歩いて回ることができる範囲にあります。

 ナポレオンに想いを馳せたあとは、いよいよアジャクシオのワイナリーを巡りましょう。

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最終更新:2016/9/2(金) 16:11

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