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【MLB】イチロー3000本安打達成のその後。40代達成者では最長44歳までプレー

ベースボールチャンネル 8/8(月) 8:30配信

3000本安打達成後の40代のプレー年数は

 8月7日、イチロー(マーリンズ)がメジャー3000本目のヒットを打った。

 イチローの前に3000安打を記録した28人(史上初の達成者、キャップ・アンソンを除く。彼の場合、ナリーグ創設前に打ったヒットをカウントするかしないかで、達成年に2通りの捉え方がある)のうち、75.0%に当たる21人は、その翌年もプレーした。

 イチローもまた、今年がラストシーズンになるとは考えにくい。今秋にマーリンズがワールドチャンピオンとなり、個人の力だけでは得られない栄誉も手に入れれば別かもしれないが、そうならない限り、イチローは来シーズンもプレーを続けるだろう。

 ピート・ローズは達成の翌年から8年、タイ・カッブは7年にわたってプレーし、それぞれ1000本以上のヒットを積み上げた。達成の翌年、ハンク・アーロンは自己最多となる47本塁打を放ち、デレク・ジーターは両リーグ最多の216安打を記録した。

 だが、彼らは比較的若くして、3000安打を達成した。ローズとジーターは37歳、アーロンは36歳。カッブに至っては34歳だった。これは、今でも最年少記録として残っている。一方、イチローはリッキー・ヘンダーソンと同じ42歳。他にこれほどの高年齢で達成したのは、42歳か45歳のアンソンしかいない。

 イチローとアンソンを除くと、3000安打クラブには28人が入っている。そのうち、30代(平均37.8歳)で達成した18人中15人は翌年もプレーしたが、40代(平均40.5歳)は10人中6人で、それぞれの割合は83.3%と60.0%となる。年齢からして当然の結果ながら、達成の翌年以降のプレー年数にも差があり、30代の平均2.8年に対し、40代は1.5年だ。

イチローのその後は?

 40代で3000安打を達成し、その翌年から5年以上プレーした選手はおらず、カール・ヤストレムスキーの4年が最も長い。44歳で引退したヤストレムスキーは、最後の4年間に410安打を記録し、通算3419安打とした。

 となると、イチローも最長であと4年しかプレーせず、通算では3500安打に届かないのだろうか。

 いや、必ずしもそうは言えまい。理由の一つには、前例の少なさが挙げられる。そしてもう一つ、こちらの方が主な理由だが、イチローはこれまで、予測を上回る結果を残してきた。今シーズン中の3000安打にしても、開幕前は、達成できないとする予測の方が多かった。

 来シーズン以降もマーリンズでプレーするなら、イチローは控えのままだろう。マーリンズの外野トリオ、クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オズーナ、ジャンカルロ・スタントンは24~26歳と若く、FAになるのは、最も早いオズーナでも2019年のオフだ。そのため、イチローの出番は限られ、シーズン安打は100本前後にとどまると思われる。ただ、イチローといえども不老ではない。今年10月には43歳を迎える。フルタイムのレギュラーではなく控えとしてプレーすることで、身体への負担が軽減され、選手寿命がより伸びる可能性もある。


宇根夏樹

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:8/8(月) 9:32

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