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【自転車イベント】超級山岳グランフォンド、ラ・カンピオニッシモに挑戦!

CYCLE SPORTS.jp 8/8(月) 22:16配信

とことん山岳を味わい尽くす!

グランフォンドと聞いてどんなイベントをイメージするだろうか。日本でグランフォンドと名の付くロングライドイベントは、峠をいくつも越えていくルートかが組まれた「上りの厳しいロングライド」という感覚があるように思う。

それが欧州に来るとどうなるかというと、完全に市民ロードレースとなる。もちろん、コースに厳しい上りが用意されているのは言うまでもない。警察の協力により、プロレースと同様に、コースは一般車両の通行が規制されているという本格仕様だ。その他に代え難い経験は一度で病みつきになる楽しさ。

今回参加したラ・カンピオニッシモというレースは、イタリアで開催されるグランフォンドの1つ。プロ選手には一切スポンサードしないアソスが、メインスポンサーを務める。

ミラノの北東約170kmに位置するアプリーカという山間の小さな町を約1200人がスタートし、 ジロ・デ・イタリアでもたびたび登場する名峠「ガヴィア(2652m)」と「モルティローロ(1852m)」をクリアする155km、獲得標高3600mのコースが「ミドルコース」。さらにサンタ・クリスティーナ峠を追加した175km、獲得標高4500mがロングコースだ。どれだけ上らせるというのか......。

ところが今年は少し問題が。ガヴィア峠で崖崩れの恐れがあり、安全が確保できないのでキャンセル。代わりにモルティローロを2回上るという、それはそれで過酷な内容に変更になった。距離もミドルコースで100km。日本からは自分以外にも、アソスフプロショップトーキョーが企画した参戦ツアーを利用して人が、それぞれ希望のコースにエントリーした。

午前7時分から、各カテゴリーが順次スタート。ほとんどがイタリアからの参加者だが、他にもスペイン、英国、ドイツ、ベルギー、スイス、カナダ、ブラジルと、さまざまな国からの参加者が参戦。 エドロというモルティローロ峠入り口の街まで大集団で下っていく。バイクでコントロールされた500人近い集団が一気に峠道を下っていくのは圧巻。道幅が変化するので、そのたびに周囲のライダーとスペースをうまくやりくりしながら進む。

エドロの街まで下りきったら、そのままの勢いでモ ルティローロ峠へ突入!日本の ロングライドだったら、最初の街にエイドステーションがありそうなものだが、もちろんない。あっという間に集団は長ーく伸びてつづら折りに消えていく。行けるところまで粘ろう!と思うものの、約17kmの上りだ。勢いでどうにかなるわけもなく、イーブンペースを心がけて進む。天気予報は晴れのち雨。だが、標高差があるコースなので、いつ雨が来てもいいように心の準備だけはしながら、峠の頂上へ。

ここで最初のエイドステーション。フルーツやエナジードリンクにまじって生ハム、チーズがあるあたりがさすがイタリアのイベントだ。永遠に続くかのようなつらい上りも、ダウンヒルはあっという間。グロージオという山の反対側の街へ。そこから川沿いの緩やかな下りを経て、マッツォ・デイヴァル ルテッリーナという街から、今日2回目のモルティローロアタックにかかる。2つめのエイドステーションがあったので、気合いとエネルギーを注入。

今度は12kmと距離は短いものの、到達する標高は同じ。ということは平均勾配がキツイといえる。数々の名勝負が繰り広げられたことで有名なモルティローロ峠はこちら側からのルートだ。入り口こそ勾配は8%だが、中盤になると基本は10%以上、最大勾配18%……。6km地点にエイドステーションが 用意されており、このコース最大の難所だ。上りきったときには背筋が痛くてしょうがなかった。気分的には「後は下るだけ!」という感じなのだが、まだフィニッシュまでは30kmほどある、しかも持ちこたえていた空がついにぐずりだして、本格的な雨に......。アソスのレインジャケット「ストームプリンツエボ」を着込んで雨のダウンヒルへ突入。下りきって、もうすぐフィニッシュというあたりになって、頑張りを称えてくれるかのように晴れ間が戻ってきた。タイム6時間12分35秒、総合430位、カテゴリー47位であった。

2017年も6月25日に開催予定だ。

中島丈博

最終更新:8/8(月) 22:16

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