ここから本文です

100mバタフライで日本新3連発の池江 16歳スイマーはいかにして進化したのか

THE ANSWER 8/8(月) 21:47配信

1年前の悪夢からの躍進、メダル届かずも堂々の6位入賞

 リオデジャネイロ五輪で女子競泳界の若きスターが躍動している。池江璃花子(ルネサンス亀戸)が女子100メートルバタフライで予選、準決勝ともに日本記録を更新。準決勝を全体3位の57秒05で通過すると、現地7日(日本時間8日)の決勝ではまたも56秒86の日本新記録をたたき出した。惜しくも0秒23差でメダルには届かなかったが、日本人初の56秒台という好タイムでの6位入賞は大きな可能性を感じさせた。

【写真】リオ五輪での活躍に期待、各種目の日本人美人アスリート

 個人種目の女子100メートルバタフライ、同50メートル・同100メートル・同200メートル自由形、また、同400メートルリレー、同800メートルリレー、同400メートルメドレーリレーの計7種目で五輪に出場している高校1年生は1年前の悪夢を乗り越えた。中学3年生で迎えた日本選手権では同100メートルバタフライでまさかの20位に終わり、予選落ち。今年は1年前の不振が嘘のような活躍を見せている。

 最大のスランプを乗り越え、世界最大の祭典でその才能を輝かせた16歳。その躍進の裏には、オリンピックイヤーにピークを導くために四半期ごとにプログラミングされた綿密な肉体改造もあった。

「ルネサンスさんから依頼を受けて、昨年の日本選手権直前からトレーニングを指導することになりました。そこから1年間のトレーニングメニューを作りました。今年4月の日本選手権に向けて、池江さんと村上コーチと打ち合わせをして四半期に分けて段階的に強化していく戦略を立てました」

 プロトレーナーの木場克己氏はこう語る。

この1年間で池江が取り組んできたトレーニングメニューとは

 同氏は長友佑都(インテルミラノ)、金崎夢生(鹿島アントラーズ)らサッカー日本代表選手やオリンピックアスリートのパーソナルトレーナーを務めており、体幹、体軸、バランスを強化する「KOBAトレ」の主宰者として知られている。池江が所属するルネサンスともアドバイザー契約を結んでおり、その縁から指導に当たることになった。競泳の強化合宿や遠征時以外では、週1回、木場氏のトレーニングジムで肉体改造に取り組んでいるという。

 オリンピックへの過程では、村上二美也コーチ(スポーツクラブ&スパ ルネサンス亀戸副支配人)と木場トレーナーで計画した3か月刻みの肉体強化があった。

「コーチには技術面の視点がありますが、自分はトレーナー、そして、メディカルサイドからの視点で池江さんの強化をサポートしました。どの時期に身体を作るのか。例えば、トレーニングの最初の段階でアジリティを高めるようなメニューを組んだとすれば、足をひねるような怪我のリスクが高まってしまう。そのリスクを避け、スムーズに強化するためには筋肉、パワーがついていなければいけない。水泳選手は夏場に泳ぎこむので、夏場に身体を思い切り使えるようにパワー系のトレーニングを四半期の第1段階に導入しました」

 第1段階は筋力アップのトレーニングだった。当時、中学3年生で育ちざかりの池江はグアム合宿などで走りこみ、ゴムチューブなど自らの体重を負荷にしたトレーニングを実施。さらに特製のファンクショナルマットを用いたジャンプのトレーニング、レッグプレスなどジムでのウェートトレーニングで一気にパワーを強化した。

1/2ページ

最終更新:8/8(月) 21:47

THE ANSWER

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。