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金田喜稔がコロンビア戦を斬る!「0-2のビハインドから勝利を諦めず、誰ひとりとして集中力を欠かなかった」

SOCCER DIGEST Web 8/8(月) 16:18配信

自分たちが今日まで積み上げてきたサッカーをできたのは大きい。

 リオ五輪のグループリーグ第2戦・コロンビア戦も先制点を許す苦しい展開を強いられた。藤春廣輝のオウンゴールで2点差となり、「気持ちが切れるかな?」と思ったけど、今日の選手たちはそうはならなかった。

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 がっくりとくるような失点でも落ち込むことなく、自分たちが今日まで積み上げてきたサッカーをできたのは大きい。先制点を奪うチャンスは、藤春のヘディングだったり、浅野拓磨のバー直撃シュートだったりと前半から多かったし、そこで取り切れなかったことがゲームを難しくしていたのは事実。
 
 ただ、途中投入された南野拓実も大島僚太も亀川諒史も、0-2のビハインドから勝利を諦めず、誰ひとりとして集中力を欠かなかったのは素晴らしい。局面で身体を張っていた。レフェリーのジャッジはアマチュアかと見間違うほどにどうしようもなかったけど、それは両チームに公平に与えられるものだ。
 
 個人的には、後半に入ってからの2枚目のイエローカードを心配していたんだ。でも、一人ひとりが怖れずに、戦う気持ちを前面に出していた。これは、スウェーデンとの試合だけでなく、日本サッカー界全体の今後につながると思う。
 
 ナイジェリア戦では、「彼らのサッカー哲学ってなんだ?」と疑問を持った。つまり、最終予選で見せたような戦いを、忘れているじゃないかと。このチームの良いところは、攻守において選手同士の距離が近く、サポートもカバーも連動してできていること。
 
 では、それを表現するためにはどうすればいいか。例えば守備ならば、最終ラインを安易に下げない。もし下がるのであれば、前線も一緒に下がる。つまり“コンパクトネス”がキーワードなんだ。ファーストディフェンダーのプレスも大事だが、日本の戦い方で本当に重要なのは、その次に誰がどの距離でカバーできているか。
 
 コロンビア戦はゲームの入り方でミスもあったけど、そういう意味での戦術的なミスはなかった。コンディション面で日本のほうが良かったにも関わらず、慣れないシステムで戦ったナイジェリア戦とは全然違った。
 
 ナイジェリア戦は結果として選手の距離感が開き、前線と最終ラインをコンパクトに保てなかった。そこを修正するのにはラインを下げる必要なんてない。ただ、“コンパクトネス”をしっかりと意識するだけで良かったし、それができていたからコロンビア戦では良い戦いができた。

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最終更新:8/8(月) 16:39

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