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億超えトレーダーの[ベトナム株]現地ルポ

HARBOR BUSINESS Online 8/8(月) 9:10配信

英国のEU離脱後、不安定な状況が続く世界経済。投資熱が底冷えするなか、ベトナム株に注目が集まる。その可能性を探るべく、億超え投資家が現地に乗り込んだ!

 冷房の効いたホーチミン・タンソンニャット国際空港から一歩外に出ると、出迎えたのはむせかえるような熱風だった。東南アジア特有の湿気のこもった空気と、人々のエネルギー。そんなベトナムの熱気に包まれながら、投資意欲は否が応にも高まる――。

 今回、ベトナム株投資の実地調査へ現地に赴いたのは、億超え投資家のwww9945(以下、9945)氏だ。

 ベトナムは’90年頃から急成長を続け、現在でもGDPベースで6%を超える成長を維持している東南アジア経済を牽引する国の一つ。国自体が高成長を続けていれば、当然、シェアや業績を大きく伸ばす企業が次々に誕生する。経済が成熟した日本で探すより、ベトナムのほうが高確率で成長企業をつかまえられるという優位性があるわけだ。

 もともと、街を散策しながら株式投資のヒントを見つけるのが得意な9945氏。ベトナム株に関してもさまざまな資料やデータを読み込んできたが、我慢できなくなり、ついに現地調査を決意したのだった。

◆トタン屋根からレンガへ 街中が建設ラッシュ!

「現地でまず感じたのは、とにかく人々の熱気がスゴいこと。道路を埋め尽くすようにバイクが走っていたり、あちこちでビルや住宅の建設が進んでいたり、まだかなり混沌とした状態です。街はビールばかり飲んでいる陽気な若者で溢れ返っていました。間近でそうした人々の消費行動を見ると、ベトナムの消費分野は確実に伸びるな、という印象を受けました」(9945氏)

 むせ返るような人々の熱気に、工事現場の騒音と建設資材の匂いが混ざり、独特な雰囲気を醸し出す。まさに経済が成長している音や匂いを感じとることで、9945氏の中には「多くの成長企業が眠っている」という確信が芽生えたようだ。

「とにかく目についたのが工事現場ですね。ビル建設も盛んでしたが、建設メーカーよりも注目すべきは、建設資材会社だと思いました。現在はトタン屋根の家がほとんどですが、レンガ造りへの建て直しが進んでいて、唸るほどの需要が見込めそうですね。また、街の道路がバイクの集団で埋め尽くされていたのも印象的。まだ自動車ローンが普及していないこともあって高額な自動車は手が届きにくいようですが、今後は自動車への乗り換えが進むことは間違いないでしょう。交通インフラがバスしかなく、バスターミナルの開発も進んでいるようなので、バス関連企業も注目ですね」

 食事時、街を散策していると、目についたのは、国民の喫煙率の高さ。約2人に1人が喫煙していて、さらに甘い飲料や菓子を好み、ビールを飲みまくっていたという。

「所得の増加に伴って、飲食や娯楽、教育など多くの分野で消費が活発化し、最終的には病院や医薬分野にたどりつく可能性が高いですね」

◆円高リスクを吹き飛ばすベトナム株の破壊力!

 今回、初めてベトナムを訪れたという9945氏だが、実は4年前からベトナム株を購入。すでにベトナム株だけで1000万円の利益を稼ぎ出し、その爆発力は立証済みなのである。

「当時、ベトナム株はリーマンショックによる暴落がまだ尾を引いていて、配当利回りが10%を超えるような高配当株がゴロゴロしていたんですよ。でも、今も同じように爆発力は潜在していると思っています。ベトナムでは現在、ハノイ、ホーチミンという2つの取引所の統合に向けた計画が進行中なんです。今年末には共通の指数が導入される予定で、市場の整備も進んでいる。日本ではベトナム株の取扱証券会社が少ないことや売買手数料が高いなど問題点はありますが、高成長や高配当などの魅力が十分カバーできます。それに為替リスクを懸念される人がいますが、関係ないぐらいの上昇率がベトナム株では狙えます」

 むしろ、円高基調にある今こそ仕込みどきということか。ちなみに、日本ではSBI証券やアイザワ証券などがベトナム株を取り扱っている。

 今回、現地の人々の若さと熱気を肌で感じた9945氏があげてくれた有望な銘柄は次のとおり。先行き不透明な今こそ、投資を控えるのではなく、急成長市場であるベトナムに投資するのもありかもしれない。

◆現地調査でわかった有望ベトナム株6選

・ナショナルシード(NSC)

現在値:10万5000VND

種苗メーカー。米やトウモロコシなどの種苗の培養や加工を手掛ける。日本の研究所と提携し、種苗の質や作業の効率化に注力。業績が急拡大しており、株価も上昇を続けているが割安感がある。ベトナムでは米が1年に3度収穫可能で、農業大国としての期待も

・ヌイニョー石材(NNC)

現在値:8万5000VND

建設に使われる石材や粘土を採掘するほか、レンガやタイルといった建設資材の製造も展開。都市部の建設ラッシュを背景に、ここ数年で業績が急拡大しており、株価も右肩上がり。建材事業のほか、倉庫やオフィス賃貸事業やホテル事業など多角化にも積極的

・チュオンロン技術自動車(HTL)

現在値:7万VND

自動車の売買に加え、修理やメンテナンス、自動車部品の販売も手掛ける。過去5年間で売上高は平均42%増と急成長。今後、自動車への乗り換え加速は確実で、さらなる成長加速に期待。ただ、株価は急騰後の持ち合いに突入しており、買うなら持ち合い上抜けで

・西部バスターミナル(WCS)

現在値:16万VND

バスターミナル運営や長距離バス、自動車部品販売など幅広く手掛ける。ベトナムでは、バスが国内の長距離移動の主力だ。ホーチミンでは1日あたりの運行車両数が2500本という巨大バスターミナルの建設計画が進んでおり、同社への恩恵はかなり大きそうだ

・ラムドン食品(VDL)

現在値:3万4500VND

現地でワインを生産するほか、ナッツの輸出事業を手掛ける。「Aviva」ブランドで果汁販売も行っている。すでに、日本や韓国、カンボジア、ラオスなど海外にも展開中。ベトナム市場では食品株の評価が高く割高な傾向があるが、同銘柄はまだ割安感がある

・ファーメデック製薬(PMC)

現在値:5万7000VND

医薬品と化粧品メーカー。ほかに、家庭用や医療用の農薬、洗剤の製造・販売も手掛ける。医薬品は開発から収益に結びつくまで時間がかかるのが難点だが、同社は化粧品や洗剤などの消耗品が収益を稼ぎ出しており、利益率も高い。株価は2010年の高値を突破

【www9945氏】

個人投資家。清掃作業員として働く傍ら日本株に投資し、資産2億超えを達成。現在は専業投資家として銘柄探しに勤しむ

※株価などのデータは7月25日終値時点のもの。1VNDは約0.0047円

取材・文/新井奈央 チャート/ミューズグラフィック

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8/8(月) 12:14

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。