ここから本文です

美味なるアジア飯を自分スタイルで食べる「ナシカンダー」って知ってる?

CREA WEB 8/8(月) 12:01配信

 マレー半島とボルネオ島北部にまたがる常夏の国、マレーシア。実はこの国、知る人ぞ知る美食の国なのです。そこでこの連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。多様な文化が融け合い、食べた人みんなを笑顔にする、とっておきのマレーシアごはんに出会えますよ。

マレーシア版ワンプレートごはん「ナシカンダー」

 今回ご紹介するマレーシアごはんは、カレーにおかずを添えてワンプレートで楽しめてしまう「ナシカンダー」! 

 ワンプレートごはんというと、なんだかおしゃれなカフェを連想しますが……。いえいえ、このナシカンダーは、ワンプレートながらご飯大盛り、スパイシーなカレーに肉も魚もしっかり食べられる、まさにがっつりごはん! マレーシアに行ったらぜひ食べていただきたいごはんです。

 ナシカンダーの「カンダー」は、マレー語で「天秤棒」という意味。その昔、「ママッ」と総称されるイスラム教のインド系民族が、ご飯(ナシ)やカレーを竿にぶら下げて売り歩いていたことがその名前の由来ですが、時を経た現代では、街角に店を構えるスタイルへと変化しています。

 ナシカンダーの店では、ココナッツミルクやターメリックなどのスパイスが効いた数々のカレー、そして、同じくスパイスをたっぷり効かせた肉や魚、野菜などのおかずがずらりと並んでいます。目移りしてしまうほどたくさん並んだ料理の中から、自分の好きなものを選ぶ楽しさがナシカンダー最大の魅力! 

 そして、もりもりと盛り付けている人から、あっさりご飯とカレーだけという感じでこぢんまりと食べている人まで様々。さっと盛り付けて食べられるため、時間がない時や一人でのごはんにもぴったりと、自分の好きなスタイルでごはんを楽しめるのがナシカンダーの特徴でもあります。

初心者でも大丈夫! 「ナシカンダー」の盛り方・食べ方

 自分の好みで盛り付けることができるナシカンダーですが、「ナシカンダーは、どうやって注文をしたらいいの?」と聞かれることが多いのも事実。そこで、一般的な注文方法や盛り付け方をご紹介します。

 まずはお店の人に盛り付けてもらうスタイル。店内に入ると、お店の人が声をかけてくれますので、「ナシカンダーを食べたい」と伝えましょう。自分が食べたいと思うものを指さしでお願いすればOK! カレーや惣菜の量は、ジェスチャーでもなんとか伝わります。

 次は自分で盛り付けるスタイル。自分のペースで盛り付けることができるので、私はこのスタイルが一番好きです。ご飯はお店の人がよそってくれることが多いですが、あとは自分で盛り付けていきます。「ここにスープがかからないようにしたい」などといった、細かい好みも叶えられるのが魅力です! 

 そして、もうひとつの疑問がお会計。たいていの場合は、盛り付けて席に座った頃にお店の人がやって来て、なんと目視(! )で金額を計算していきます。一皿の合計金額を紙に書き置いていきますので、帰る際にその紙でお会計、という仕組みです。大らかなマレーシアらしい会計スタイルですね。

 ご飯と2~3種類の惣菜、カレーをかけたらだいたい相場は10リンギット(約300円)程度。ただし、拳くらいの大きさのお肉や海鮮系のおかずなどを盛り付けてしまうと、高くなるため要注意です。そして、安く済ませたいという場合は、カレーの具を一切よそわず、スープのみをかけること。スープのみはなんと無料のことが多いです。ただし、ご飯代はかかりますので、完全無料ではありませんよ! 

1/2ページ

最終更新:8/8(月) 12:01

CREA WEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

CREA

文藝春秋

2017年1月号
12月7日発売

定価780円(税込)

食べてのんびり、また食べる
ゆるむ、台湾。

Jun.K(From 2PM)「これからも僕らは」
台湾二大人気占い師が占う「2017年わたしの運命」

ほか

なぜ今? 首相主導の働き方改革