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『ポケモンGO』、やっぱりBPOに“ご意見”を寄せられていた! なおあのエロスな新作アニメは無事だった模様

おたぽる 8/9(火) 23:00配信

 放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)。そのBPOが「2016年7月に視聴者から寄せられた意見」を公式サイトで公開した。

「情報番組で、ポケモンGOをこぞって取り上げていた。日本で配信される前から、海外では事故が多発している。内閣府が注意喚起するほどの事態なのに、リポーターが『ここにもいます』などと喜んでいた。わざわざやって見せる必要はない。テレビでこのように紹介することは、アプリの利用を煽っているも同然だ」。
 
 絶対にあるだろうと期待していたら、本当にあった『ポケモンGO』に関するご意見。むしろ内容をちゃんと理解しないまま、とりあえず『ポケモンGO』を叩いとけ、という一方的な報道も多かった気がするのだが……。

「スマートフォンを使用するゲームに関するニュースで“歩きスマホ”は危険だと注意喚起していたが、番組スタッフが街中で同ゲームをしているシーンでは“歩きスマホ”をしていた。これでは注意喚起に説得力がなくなる。これを子どもが見たら、「大人がやっているから大丈夫だ」と思いかねない」。

『ポケモンGO』関連と思われる意見は、もう一件あった。“歩きスマホ”はたしかに危険だし、傍若無人に闊歩するTVスタッフの歩きスマホはより危険だろう。注意したいものだ。

 今回多かったのは、参院選、都知事選と注目を集めた2つの選挙に関する放送についてのご意見。特に、「都知事選の候補者3人が討論していたが、他にも候補者が複数名いるのにもかかわらず、特定の人物のみを番組に登場させていることに疑問を感じた。報道は平等に行うべきである。どのテレビ局でもこのような傾向があるため、早急に改善していただきたい」といったご意見には賛成したい。マック赤坂氏とか後藤輝樹氏とか、もっとしゃべっているところを見たかった。

「事件を起こした芸人が復帰したが、釈然としないのは、「10年間の謹慎という十分な社会的制裁を受けている」と番組内でたびたびテロップ表記されたことだ。これは、局側や番組側の勝手な解釈だ。視聴率稼ぎに利用するのでなく、ワイド番組などでの謝罪が先ではないか。過剰な演出をして、まるで悲劇のヒーロー的な扱いをしていたのもどうかと思う」という、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)を批判する声もあれば、「平日昼の情報番組で、司会者が他の出演者を呼び捨てにするときがある。夏休みに入り、この時間帯であっても子どもが視聴する可能性がある。言葉遣いには気を付けてほしい」という、子どもたちはもう夏休みなんだなと、季節を感じさせる微笑ましいご意見もあった今月の「視聴者から寄せられた意見」。今後もいろんなご意見を、いろんな意味で楽しみにしたい。

 一つ気がかりなのが、「ホラー小説が原作のドラマをゴールデンタイムに放送していたが、死体の描写がリアルで、見ていられなかった。子どもも一緒に見ている時間帯であり、事前に配慮を求めるテロップを流すか、時間帯を変えて放送できなかったのだろうか」というご意見。これと同様のご意見が多かったようで、「委員長コメント」を出す騒ぎとなっている。

 おそらく内藤了のホラー小説を原作とした、波瑠主演の『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)のことと思われるが、放送初回は2時間スペシャルで視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ)とフジテレビ放送のドラマとしてはかなり健闘している。SNSなどで視聴者の感想を追っても好評を博しているようなので、頑張ってほしいものだ。

 なお、前評判どおりのエロスで紳士たちを騒がせた『魔装学園H×H』(AT-X、TOKYO-MXほか)が怒られていないかチェックしてみたが、とりあえず無事なようであった。一安心である。

最終更新:8/9(火) 23:00

おたぽる