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次戦は五輪連覇のブラジル。日本女子バレーに王者を上回る武器はある?

webスポルティーバ 8/9(火) 19:30配信

 リオ五輪バレーボール、全日本女子はグループリーグ2戦目をカメルーンと戦い、3-0で快勝した。初戦の韓国戦は1-3で敗れており、予選突破のためには絶対に落とせない試合だった。韓国戦に続き、元全日本の杉山祥子さんに試合を振り返ってもらった。

【写真】初戦の韓国戦で、ケガをおして出場した木村沙織

【profile】
杉山祥子(すぎやま・さちこ)
全日本のミドルブロッカーとして、アテネ五輪・北京五輪に出場。グランドチャンピオンズカップでは銅メダルを獲得。Vリーグで7度のベスト6をはじめ、ブロック賞3度、スパイク賞、敢闘賞のキャリアを誇る。スピードのある多彩な攻撃と固いブロック力に定評があった。2013年引退後は各メディアで解説をしている。


―― 五輪初出場のチーム相手で、楽勝が予想されましたが、ストレート勝ちとはいえ、2セット目は5点リードされる場面もありました。そんな試合展開の中、光った選手はいましたか。

「この試合は、韓国に負けてからの第2戦で、絶対落とせない状況で日本がどう試合に臨むかというところに注目していました。カメルーンがどんなチームかわからなかったのですが、力があるチームということは感じました。

 入りはやはり少し緊張感が見られましたが、宮下(遥)が韓国戦に比べて、ミドルブロッカーを積極的に使っていこうという意志をすごく感じました。また、長岡(望悠)がこの大会は好調で、苦しいときに点を取ってくれているのでチームがすごく助かっていると思います」

―― 韓国戦に引き続き、ピンチサーバーで入った迫田さおりも好サーブで連続得点につなげました。

「自分の役割を意識して一本一本を打っています。『自分の役割はサーブだ』ということをよくわかって(コートに)入っているんだなというのを感じますし、サーブで崩した後のディグ(スパイクレシーブ)でも素晴らしいものがありました。迫田のサーブの時に6連続得点していますが、あそこで突き放していなかったらシーソーゲームにもつれ込んだかもしれないので、彼女の活躍は大きかったですね」

―― 2セット目はセッターの田代佳奈美が宮下に代わって入って、流れが変わりました。

「田代のトス回しもすごくよかった。そこまでカメルーンのブロックが多かったのですが、田代が入ってから被ブロックが減った。相手ブロックを引きつけるトス回しができていました。ギリギリまでどこに上げるかわからないようにしてから、スピードのあるトスを上げることで、カメルーンのブロックを1枚や1枚半にしていました。

 韓国戦では攻撃が1枚に絞られてしまい、相手ブロックが揃ってしまっていたのが、バックアタックのスピードも速くなったため、2枚、3枚の攻撃がどこから来るかわからない本来の形を作り出せていた。眞鍋(政義)監督の采配が的中したと感じました」

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最終更新:8/9(火) 19:30

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