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鹿島を襲った“真夏の変事”。「気持ちがバラバラになれば」と土居も危機感を募らせる

SOCCER DIGEST Web 8/9(火) 6:00配信

「歯車が噛み合わない時って、本当に、紙一重だと思う」(鈴木)。

 第1ステージの覇者が苦しんでいる。
 
 厳しい夏場の戦いで、浦和、鳥栖、仙台を相手にことごとく黒星を重ねた。3連敗は実に2シーズンぶりのこと。まさに“真夏の変事”である。

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 仙台戦での敗戦により、第2ステージでは12位に転落。まさかの事態に、試合後はゴール裏のサポーターから激しいブーイングを浴びた。
 
 この試合で、遠藤康の負傷により急きょ、前半終了間際に出番が回ってきた鈴木優磨は、自身のパフォーマンスを猛省する。
 
「最近は試合に出ても、なにもできていない。チームとして上手くいかない時、途中から出た選手が流れを変えないと、こうなる。情けなくてしょうがない」
 
 パスを引き出そうと必死に走った。途中からは、「お前は中で待ってろ」と金崎夢生に言われ、ゴール前でスタンバイしていたが、結果的に1本もシュートを打てなかった。
 
 3連敗の中で、2試合連続無得点とゴール欠乏症に陥っている。仙台戦もチャンスがなかったわけではないが、スタメン出場が続く土居聖真は「どこかで1点取れていれば、また違った内容になっていたのかな、と。決め切れなかった自分は、まだまだ」と自らの力不足を嘆く。
 
 求められる仕事を果たせず、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と湿りがちな土居は、責任を痛感している。
 
「人のことだったり、周りをどうこう言う前に、自分が点に絡む仕事をしなければいけないのに、できていないのは自分に問題がある」
 
 鈴木からも同様の趣旨のコメントが聞かれた。
 
「(パスを)引き出そうとしても出て来なかったら、それが自分の実力。良いところに走れていないということ。こういう時ほど、誰がどうとか言い訳したくなるかもしれないけど、自分を見つめ直して、責めなければ、成長につながらない」
 
 土居や鈴木だけでなく、チーム全員がどうにか現状を打破しようと必死になり、もがき、苦しんでいるのだろう。ただ、そうした状況が、ともすれば足枷になっているのかもしれない。「歯車が噛み合わない時って、本当に、紙一重だと思う」と今のチーム状態を見ている鈴木は、負のスパイラルに陥っている要因をこう考えている。
 

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最終更新:8/9(火) 7:51

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