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「洞察力」を高める一番の方法は、アートを見ること

ライフハッカー[日本版] 8/10(水) 12:10配信

Inc:フィラデルフィアのメトロポリタン美術館のカフェに足を踏み入れた時、私は自分のメガネが汚れていることに気がつきました。いつもだったら、気にしないでしょう。でも私はこれから、Amy E. Hermanに会いに行くところだったのです。彼女は、ビジュアル・インテリジェンス(視覚的知性)のエキスパートとして、ビジネスリーダーや医療関係者、警官といった人々に、観察眼を磨くための指導をしている人です。間違いなく、わたしのメガネの汚れに気づくでしょう。でも、メガネを取ったら、自分のメモを見るのに目を細めないとならないでしょうし、彼女はそのことにも気がつくはずです。いずれにせよ、わたしの印象は今ひとつのものになってしまいます。

Hermanの最新本「Visual Intelligence: Sharpen Your Perception, Change Your Life(ビジュアル・インテリジェンス:近くを研ぎ澄ませて、人生を変える)」の著者の写真によれば、彼女はロングヘアの女性です。周りを見ても、それらしき人はいません。とりあえずテーブルの席につき、本を取り出したその時、隣のテーブルのショートヘアの女性が、私に声をかけてきました。「Leighさんですか?」。私は、本のカバーの袖の部分に載っているHermanの写真を見返しました。確かに、この女性はHermanです。彼女は、写真と同じイヤリングを身につけてさえいました。でも、私は彼女に気づきませんでした。というのも、ヘアスタイルが違ったからです。ビジュアル・インテリジェンス的には、私はまだまだ未熟者のようです。

私はHermanの向かいに座り、彼女の上品なブルーのスーツやシルバーのアクセサリー、そして朝食の時についたであろうシミを素早く確認しました。「歯の治療をしてきたばかりなんです。だからストローでコーヒーを飲んでいるんです。」と彼女は言います。ストローからコーヒーを飲んでいるだなんて! どうして、気づかなかったのでしょう? 私はどうかしてしまったのでしょうか。

Hermanは、電気・自然ガス会社のPECOの経営陣に向けて「知覚のアート」というセミナーの1講座を行うために、町に出てきていたのでした。彼女のおかげで、私は自分が「近眼のマグー」(アメリカのアニメのキャラクター。近眼であるが、本人はそれに気づいていないか、それを認めず、そのためにさまざまなトラブルに巻き込まれる)みたいな人間に過ぎないのだということを強く実感しました。彼女は、誰もが身の回りの重要な情報を見落とすものだと言います。というのも、私たちはどこを、どうやって見るべきか、あるいは、自分の見ているもののうち何が重要で、何に疑問を持てばいいのかがわかっていないからだと言うのです。Hermanは、セミナーや新著で、人々が観察に基づいたクリティカル・シンキングや、コミュニケーションのスキルを向上させるための指導をしています。そして、その方法とは、アートを本気で見てもらうことだといいます。

これから、Hermanいわく、ビジネスパーソンがアートから学べることについて紹介します。

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最終更新:8/10(水) 12:10

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