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セビージャ清武、レアル撃破ならず… UEFAスーパー杯でフル出場デビューも延長2-3の逆転負け

Football ZONE web 8/10(水) 6:40配信

サンパオリ新監督が右ウイングに抜擢

 セビージャに今季移籍した日本代表MF清武弘嗣が9日、ノルウェーのトロンハイムで行われたUEFAスーパーカップのレアル・マドリード戦で先発フル出場を果たした。試合は2-2ドローの末に突入した延長戦で、レアルのスペイン代表DFカルバハルが決勝弾を決めセビージャは惜敗したが、清武は“白い巨人”相手にそん色ないプレーを披露。日本人選手がこれまで活躍できなかった“鬼門”スペインでの活躍に、期待を持たせる船出となった。

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 昨季のUEFAチャンピオンズリーグ王者レアルと、UEFAヨーロッパリーグ優勝のセビージャのスペイン勢対決で、UEFA公式サイトの予想スタメンではベンチスタートとなっていた清武だが、サンパオリ新監督は4-3-3システムの右ウイングで先発起用した。一方、ジダン監督率いるレアルは「BBCトリオ」のうちFWベイル、FWロナウドを欠いたものの、最終ラインにはDFセルヒオ・ラモスやマルセロ、MFカゼミーロ、今季ユベントスから復帰したFWモラタらが先発に並んだ。

 ゲームは前半21分に動く。スローインのこぼれ球を拾ったレアルのMFアセンシオがゴールから約30メートルの位置から左足ハーフボレーで狙うとゴール右隅に突き刺さった。新鋭MFのスーパーゴールでレアルが先制に成功した。

 しかし、セビージャも譲らない。同41分に右サイドからの展開をFWビエットが受け、最後はMFバスケスが豪快に左足シュート。これがゴール右隅に収まり、セビージャが1-1としてハーフタイムを迎えた。前半の支配率はセビージャが64%をマークし、清武もボールに絡みながら前半でチーム3位となる5.83キロを走るなど、精力的な動きを見せた。

日本人選手の鬼門で輝きを放つ予感

 後半に入っても清武やビエットらが連動して攻撃を組み立て、セビージャが中盤を支配する時間帯が続いた。レアルは同17分にFWベンゼマ、同20分にMFモドリッチと主力級を次々に投入。しかし27分にペナルティエリア右でFWビトロが突破を図るとセルヒオ・ラモスが引き倒してしまい、PKの判定が下る。これをMFコノプリャンカが落ち着いて右隅に決め、セビージャが2-1と勝ち越しに成功した。

 レアルは1点ビハインドとなった直後にコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを投入して本気モードとなった。そしてアディショナルタイムに、右サイドからのクロスを攻撃参加したセルヒオ・ラモスが頭で合わせて、土壇場で2-2の同点とした。

 延長前半3分にはDFコロジエチャクがこの日2枚目の警告を受けて退場となり、セビージャは残り時間を10人で戦うことに。同9分にはセルヒオ・ラモスが再びゴールネットを揺らしたがファウルがあったために、ノーゴールの判定となった。

 延長後半2分にはベンゼマのパスに対してゴール前に走り込んだハメス、同6分にはバスケスがチャンスを迎えたがセビージャGKが好セーブ。しかし、同14分にDFカルバハルが右サイドからドリブルですり抜け、最後は右足アウトサイドで蹴り込んで決勝点を奪い取った。

 セビージャ移籍1年目の清武にとっての欧州初タイトルはならなかったが、新天地でのデビュー戦で120分間奮闘し、“白い巨人”を脅かした堂々のパフォーマンスは今後に向けて大きな一歩となったはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/10(水) 7:15

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