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“神様”ジーコが五輪敗退危機のブラジル代表とネイマールに激怒 「恥」「キャプテンに値しない」

Football ZONE web 8/10(水) 12:18配信

悲願の金メダルを目指すも、まさかの2戦連続スコアレスドロー

 元日本代表監督でブラジルの伝説的な英雄であるジーコ氏が、地元開催のリオデジャネイロ五輪で大苦戦しているブラジル五輪代表とキャプテンのFWネイマール(バルセロナ)に対して、大批判を展開している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」がコメントを報じている。

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 ブラジル五輪代表は、開幕の南アフリカ戦と続くイラク戦を相次いでスコアレスドローで終えた。第3戦のデンマーク戦で勝利すれば決勝トーナメント進出を決められるものの、敗れれば問答無用で敗退。引き分けても、もう一方のカードで決着がつくか総得点で上回られての引き分けとなった場合は敗退するという危機的な状況にある。

 この2試合を見たジーコ氏は、自身の出身地でもあるリオデジャネイロを舞台とする五輪での体たらくに、怒り心頭のようだ。

「このブラジルサッカーは『恥』としか表現のしようがない。もちろん、近年のブラジル自体が恥ずべき結果しか残せていないが、この大会がその恥を終わらせてくれなければ……」

「プレッシャー? 冗談じゃない」

 開催国として臨んだ2014年のワールドカップで、ブラジル代表は準決勝ドイツ戦で1-7という衝撃的な敗戦を喫し、代表チームの評判は地に落ちた。さらに昨年、今年と2年連続で開催された南米選手権でも、タイトルはおろか準決勝にすら進めず。特に今年の大会では29年ぶりのグループリーグ敗退という屈辱を味わった。そうした近年の成績を含めて、ジーコ氏は「恥である」と酷評している。

 今回は五輪ホスト国ということもあり、悲願となっている史上初の金メダル獲得への期待は大きい。それだけに、厳しい結果に終わった直後のスタジアムには大ブーイングが響き渡る。そうしたものが、選手への大きなプレッシャーになっているという論評もあるが、現役時代に10番を背負い、絶対的な司令塔として重圧を浴びながら戦ってきたジーコ氏だけに、そうした声を一刀両断にしている。

「セレソン(ブラジル代表の愛称)へプレッシャーがかかりすぎている? 冗談じゃない。今のブラジル代表へのプレッシャーなど、私がプレーしていた時代に比べれば軽いものだ。ホームでプレーできることはブラジルのメリットでなくてはならない。そして、選手たちはブラジル代表にふさわしいプレーヤーであることを、ピッチ上で示す必要があるんだ。そんなプレッシャーなどという言い訳は受け入れられない。ブラジルは勝利するチームでなければならないんだ」

 自身がプレーしていた当時の方が、はるかに強いプレッシャーがあったとジーコ氏は主張している。そして、批判の対象はキャプテンであるネイマールに及んだ。

「自分が良いプレーをすることしか…」

 今大会のネイマールはオーバーエイジ枠で参戦しているものの、2試合でノーゴール。周囲が頼りすぎている感は否めないが、ジーコ氏は酷評している。

「ネイマールはキャプテンに値する選手ではない。彼は自分が良いプレーをすることしか考えていなかったようだ」

 ネイマールのプレーをスタンドプレーであると酷評し、キャプテンに値しないと断罪している。危機的状況のカナリア軍団とネイマールは、レジェンドからの大批判を糧にして、運命のデンマーク戦で歯車の噛み合ったプレーを見せることができるだろうか。もし、大会からの早期敗退を余儀なくされるようなら、再び“神様”の逆鱗に触れることは間違いなさそうだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/10(水) 12:49

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