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【フェンシング】メダルまであと一歩。エペで男女ダブル入賞の快挙

webスポルティーバ 8/10(水) 18:50配信

 リオデジャネイロ五輪8月9日のフェンシング男子エペ。第1シードのゴーチェ・グリュミエ(フランス)に準々決勝で敗れた見延和靖は、流れる汗を拭いながらこう言った。

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「世界ランキング1位の選手といっても、フェンシングの場合は剣の相性というのもあるので。対戦したグリュミエ選手は実力的には上だけど相性はいいので。まだ勝てるとはいえないまでも、競る展開は作れるかなという気持ちがあったので……」

 昨年11月にエストニアで行なわれたワールドカップでは、宇山賢との日本人対決を制して初優勝を果たした見延だが、その優勝はグリュミエを破って勝ち上がっての結果だった。

 それまでは、「エペが強いフランス選手に勝てるイメージは持てなかったんですが、その中でも一番強い選手に勝てたのは自信につながるものだった」と話していたように、今年に入ってからの見延は、安定した成績を残せるようになり、世界ランキングを9位に上げてリオに臨んでいた。

 そして、この日は持ち前のスピードのある動きを武器に、2回戦、3回戦と安定感のある試合を見せてベスト8に進出した。

 準決勝進出をかけたグリュミエとの戦いでは、どっしり構えて落ち着いたフェンシングをする相手を崩せず、第1ピリオドが終わった時点で2-4とリードされる展開に。第2ピリオドの序盤では4-5まで追い上げたものの、そこから4点を連取され5-9と大差をつけられて敗れた。

 エペはフルーレと違って攻撃権がないため、相討ちだと両方に得点が入るシステムになっている。そのため得点差が離れれば、リードした側は相討ち狙いで戦えるようになる。そこを生かせず、見延は8対15で敗れたがこの種目初の6位入賞を果たした。(フェンシングでは順位決定戦を行なわず、敗者は世界ランキングの順で順位を決定する。世界ランキング6位の選手に次いで見延は6位)

「ワールドカップで勝った時は僕の方も調子がよかったけれど、実力は間違いなくグリュミエ選手の方が上だと自覚しているので、今回は前半戦の作戦ミスが敗因です。3回戦までの相手は格下だったので手堅いう作戦をとったんですが、彼の場合は格上の選手なので僕から仕掛けて崩していくことをしなければいけなかった。第1、第2ピリオドで、もっとスピードを生かした自分のフェンシングをしていたら、後半にもっと競る試合展開を作れたと思うので、それが悔しいですね」

 見延は、「ベスト8という成績は少し微妙。そこまでいったらメダルを獲ってこいという感じになりますからね」と苦笑する。

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最終更新:8/10(水) 18:50

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