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「Apple Watch」の新モデル、いよいよ今秋登場か

JBpress 8/10(水) 6:00配信

 複数の海外メディアの報道によると、米アップルのスマートウオッチ「Apple Watch」は、その第2世代モデルがこの秋にも登場する見通しで、これには新たにGPS(衛星利用測位システム)や高速なプロセッサなどが搭載されるのだという。

■ 「大幅刷新は2018年から」

 これはアップル製品の市場動向やサプライチェーン(部品・部材の供給網)情報に詳しい台湾KGI証券の著名アナリスト、ミン・チー・クオ氏が、顧客向けに出した調査ノートで報告したもの。

 それによると、「Apple Watch 2」の名称で発売されると噂されている第2世代モデルは、GPSのほかに、バロメーター(気圧計)も搭載され、より詳細な位置情報が得られるという。また防水性能も向上し、より大容量のバッテリーなども備わると、同氏は報告している。

 一方、同氏は今年4月に出した調査ノートで、Apple Watchの第2世代モデルはその外観デザインが初代モデルとほぼ同じで、マイナーチェンジにとどまる見通しと報告していたが、その観測は今も変わっていないようだ。

 今回の報告によると、Apple Watchの次期モデルは画面サイズや本体の厚さなどは現行の初代モデルと同じ。iPhone同様に、前年のモデルと同じデザインを採用しながら、ハードウエア性能を向上させる「s」バージョンのような位置付けになるという。

 そしてかねて噂されていたLTE通信には、来年(2017年)発売されるモデルから対応する。これによりApple WatchはiPhoneが近くになくてもデータ通信が可能になり、単体で十分に機能するスマートウオッチになると言われている。

 さらに、2018年になると、外観デザインの大幅刷新が行われ、米国の食品医薬品局(FDA)から承認を得た各種ヘルスケア関連のセンサーや機能が搭載されるとクオ氏は予測している。

■ 初代モデルの強化版も登場か

 クオ氏は今回もう1つ興味深い報告をしている。それによるとアップルは、Apple Watch 2の発売と同時期に初代モデルの性能を向上させたモデルも発売するのだという。

 こちらはApple Watch 2のようにGPSなどは備えないが、新たなチップを搭載し、CPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理装置)の性能向上が図られるという。

 また、これに伴い初代モデルが値下げされ、その最も安いモデルは200ドルを切るとクオ氏は予測している。

■ Apple Watch、4~6月期は55%減

 果たしてクオ氏の予測が当たるのか今のところ分からない。だが同氏はアップルの新製品やその発売時期を当ててきたことで知られる人物。もしこれらの予測が正しければ、アップルは今年の秋頃からApple Watchの販売を伸ばせるかもしれない。

 先頃、米国の市場調査会社IDCが公表した世界のスマートウオッチ市場に関するリポートによると、今年4~6月期の業界全体の出荷台数は350万台で、1年前から32%減少した。

 メーカー別出荷台数はアップルが160万台で首位を維持したが、この台数は1年前から55%減少している。これに次いだのが韓国サムスン電子の60万台。3位以降は、中国レノボ・グループ(聯想集団)の30万台、韓国LGエレクトロニクスの30万台、米ガーミンの10万台となった。

 IDCによると消費者は今年始めから、新製品の登場を見越し、スマートウオッチの購入を控えているという。またApple WatchのOS(基本ソフト)「weatchOS」の次期バージョンが登場するのは秋以降と見られている。これらがApple Watchの販売を停滞させている要因だという。

 ただ、それでもアップルはこの業界でライバルを大きく引き離しており、Apple Watchの販売低迷がスマートウオッチ市場全体の低迷につながっていると、IDCは指摘している。

小久保 重信

最終更新:8/10(水) 6:00

JBpress

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