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宿敵間を移籍した二人の“裏切り者”に迫る直接対決 ドルトCEOは異例のブーイング自粛要請

Football ZONE web 8/11(木) 11:40配信

今夏復帰したゲッツェへのバッシングを「理解できない」と語ったヴァツケCEO

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが、15日のドイツスーパー杯で激突するバイエルン戦で、“裏切り移籍コンビ”への異例のブーイング自粛を呼びかけて話題を呼んでいる。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が報じている。

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 今季開幕前のブンデスリーガでは、二つの移籍が大きな話題を集めた。ドルトムントからはキャプテンのドイツ代表DFマッツ・フンメルスがバイエルンに移籍。入れ替わるように、罵声を浴びながら3年前にバイエルンに去ったドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがドルトムントに戻ってきた。

 ドルトムントからバイエルンに去った二人に対しては、サポーターがユニホームを焼き払うなどの問題行動に出ている。

 今季初タイトルを懸けた対決では、ドルトムントサポーターが二人の“裏切り者”にどんな洗礼を浴びせるのかが注目されている。ヴァツケ氏は「マリオがなぜここまでバッシングを浴びるのか、まったくもって理解できない。結局彼のしたことといえば、レロイ・サネがやったことと何も違いがない。彼はいまだに崇拝されているのに」と語った。

「彼は8年半チームの頂点にいた」

 ルールダービーを戦う“シャルケの至宝”ドイツ代表FWサネが、今夏マンチェスター・シティに移籍した例を引き合いに出したヴァツケ氏だったが、同じ下部組織出身の生え抜きの流出劇でも、ゲッツェは移籍先が同リーグのクラブで、タイトル争いを演じる最大のライバルであるバイエルン。しかも、2012-13シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝での直接対決を前に移籍が発表されていた。「ゲッツェは下部組織出身者の中核だった。彼が移籍した時はとても落胆したが、悪いことをしたわけではない」と語ったヴァツケ氏は、フンメルスへのブーイング中止も求めた。

 「ブーイングが起きないことを求めている。彼は8年半チームの頂点にいた。選手のみならず、個性としてもだ」と力説した。ドルトムントは大型補強を展開し、サポーターにもオフの強化部の働きに満足感が広がっている。

 だが裏切りの移籍に関しては、話は別のようだ。ドルトムントとバイエルンの間を入れ替わる形となったフンメルスとゲッツェに対して、サポーターがどのような対応を行うのかが注目される。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/11(木) 11:40

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