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「同じミスをしないでくれ!」 闘莉王が最終戦の日本を称えるからこそ嘆く、初戦の自滅ぶり

Football ZONE web 8/11(木) 22:21配信

スウェーデンを1-0で破った日本は「圧倒的だった」

 手倉森ジャパンはリオデジャネイロ五輪グループリーグ最終戦のスウェーデン戦に1-0で勝利しながらも、決勝トーナメント進出を果たせなかった。元日本代表DF田中マルクス闘莉王は若き日本代表の大会初勝利を称えながらも、敗退の原因となった第1戦ナイジェリア戦(4-5)での自滅について、改めて2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)に続く初戦に向けたアプローチの失敗に苦言を呈している。

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 昨季限りで名古屋グランパスを退団した闘莉王は、現在は祖国ブラジルで自主トレを続けている。リオ五輪期間限定で「Football Zone Web」の特別解説を務めることになった闘将は、スウェーデン戦の日本代表について次のように語った。

「圧倒的だった。攻撃はいい感じでボールを支配していた。最後のフィニッシュの部分だけなかなか決まらなかったけれど、スウェーデンを自陣に完璧に押し込んでいた。ハーフコートゲームのようだった。(第2戦の)コロンビア戦に続いて、日本は本当にいい試合を見せてくれたと思う。この2試合に関しては、チームに対して誇りに思える。本当にいい試合だった。ナイジェリア対コロンビアも見たけど、コロンビアが圧倒的だった。日本は初戦のナイジェリア戦で4点取って負けて、2試合目のコロンビア戦はドロー。もったいないの一言だね」

 闘莉王はサルバドールで行われた最終戦での日本の戦いぶりをこのように高く評価したが、グループリーグで敗退したことに関しては厳しい視線を送っている。

14年ブラジルW杯と「同じミスをした」

「4年に一度の世界大会で、本当に悔いが残る終わり方だ。短期決戦では初戦の入り方が大事だと言われている。これはセオリーだ。それなのに、なぜ日本は初戦であんな酷かったのか。なんで自滅してしまったのか。最後の最後、いつも自分は言っている。守備が大事。ゼロで抑えると勝てる。日本が勝つ時は1-0。この日(スウェーデン戦)もそうだった。

 日本サッカー界にとっては初の五輪じゃない。いろいろな五輪を経験しているし、五輪代表としての蓄積がなければいけない。短期決戦で勉強しながら勝つなんて、そんな甘い展開はそうそうない。初戦のDF陣の自滅ぶりを見ると、ちゃんと準備ができていなかったのではないか、と感じてしまう。五輪だけじゃない。前回のブラジルW杯でも日本は失敗した。初戦から一段一段ギアを上げていくなんて戦い方を、日本はまだできない。同じミスを繰り返さないでほしい」

 闘莉王はこのように、初戦の入り方に失敗した手倉森ジャパンについて熱く語った。キックオフ7時間前に試合会場のマナウス入りしたナイジェリアは、明らかに精彩を欠いていた。だが、日本は精神的な平静さを失い、GKとDFラインが信じられないようなミスを繰り返し、相手にゴールを次々とプレゼントし続けた。

 だが苦言を呈す闘莉王にも、12年前の苦い記憶がある。

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最終更新:8/11(木) 22:21

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