ここから本文です

【鹿島】西大伍が体現する「ちょっとしたこと」が、非常事態のチームを蘇らせる

SOCCER DIGEST Web 8/11(木) 15:24配信

「チームはちょっとしたことで良くもなるし、悪くもなる」(西)。

 スルガ銀行チャンピオンシップで、コロンビアのインデペンディエンテ・サンタフェに0-1で敗れた鹿島。これで公式戦4連敗。頭に包帯を巻いた西大伍は、冷静に試合を振り返った。

【スルガ銀行チャンピオンシップPHOTO】ゴールが遠い鹿島、南米王者サンタフェに屈する


 
「(相手に)流れを持っていかれたわけではないけど、点を入れられる前にミスが何個か続いた。相手は前半からファウルを取ろうというプレーをしていたのに、そこで簡単にファウルをしてしまった。
 
 そういうところですかね。負けていても調子が悪いとは思っていない。チームはちょっとしたことで良くもなるし、悪くもなる。そこは難しいところ」
 
 リーグ戦は3連敗中と苦しむチームにとって、その連敗中に失点に絡んでいた西個人にとっても、このタイトルをひとつのきっかけにしたい試合だった。だが、チャンスを決めきれず、サンタフェにとって唯一の決定機だったセットプレーでやられた。
 
 西が言う「ちょっとしたところ」。例えば一歩。距離にすれば数10センチほどだが、1試合90分で考えれば、その積み重ねが大きな違いになり、得点にも失点にもなる。
 
 この試合で言えば、観察力か。相手が得点機会をセットプレーに求めていると全員が察知できていたら、ペナルティエリア付近での対応も変わってきたかもしれない。
 
 前半に相手と空中戦を競り合い、試合後に右目上を8針縫う裂傷を負った西には、その「ちょっとしたところ」を意識しているプレーが攻守に見られた。
 
 右サイドの高い位置でボールを持てば、質の高いチャンスを生み出した。12分、金崎夢生へ決定機につながるクロスを供給。84分にはPKを獲得した中村充孝へのピンポイントクロスを送ったのも、この右SBだった。
 
 視野を広く保つボールの受け方ができていて、次のプレーへの判断が速く、パスの正確性も持ち合わせている。
 
 もともと、中盤出身の選手らしく攻撃では高い技術を発揮してきた。シャルケの内田篤人が「鹿島に戻ってきたら、大伍とポジションは争いたくないな。上手いからさ」と言うほどだ。
 

1/2ページ

最終更新:8/11(木) 15:25

SOCCER DIGEST Web

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。